2015年12月7日月曜日

私の耳鳴り

 耳鳴りは他人には聞こえず、その大きさ、高さ、音の種類、感じ方など千差万別で、その変化に対する感受性も主観的なものです。
 そこで、私の耳鳴りはどんなものかということをお話ししたいと思います。

*表面の耳鳴りと耳奥の耳鳴り 
 私の耳鳴りは、左耳が主で、右耳にも少しありますが、気にするほどのものではありません。
 しかし、左は、シーとシャーという音が入り混じったような高い音の耳鳴りで、そのせいか、8000Hzで50dbと、たぶん耳鳴りが邪魔をして聞き取りにくいという状態です。左耳だけで聞こうとすると、右耳より音がくすんで聴力がわずかに劣っていると感じる時がありますが、幸いにも聴力自体は日常生活では全く支障のないレベルです。
 この耳鳴りは、首を左右に曲げると強くなり、左の側頭部を手で押さえても大きくなります。首の前後の動きでは変わりません。不思議です。

 そしてもう一つ、耳の奥に音の発信源のような、耳鳴りの塊のようなものが居座っていて、普通にしていればそれは聞こえないのですが、下顎を引っ込めるように動かすと、耳の中の何かに共鳴するのかわかりませんが、キーンというかなり強い耳鳴りとして聞こえます。もしもこの音の塊が前面に出てきたら、それこそ気がおかしくなりそうです。
 この発信源が元凶で、いつも聞こえる耳鳴りがその末端として聞こえるのか、別物なのかはわかりません。かつて耳鼻科医には、そういう顎の使い方をしないようにと言われましたが、ちょっとした動かし方で聞こえてしまいます。
 この耳鳴りの塊が小さくなってくれるかどうか、長いこと根を張っているような感じなので、諦めているわけではありませんが、正直あまり期待できません。せめて常時鳴っている耳鳴りが小さくなってくれれば、本当にありがたいというところです。