2016年12月20日火曜日

47回目 2016年11月25日

*仰向けの状態でのブロック注射
前回の注射が思いがけず眼精疲労に非常に効いて、目の奥がぬけたみたいにスカッと楽になったことをF先生に報告すると「それは素晴らしい。私も疲れてるはずだなぁ、最近視力がかなり落ちてきてるから」と仰いました。
ブロックする場所を狙ったり、集中の連続ですから、当然眼も疲れることでしょう。

今回は、珍しく頭を斜めに起こさず、全くの仰向け状態でのブロック注射でした。
左が先で、いつも通りでした。なるべく首の力を抜くように心がけましたが、仰向けの方がなんとなく力がぬきやすかったので、「完全に仰向けの方がなんとなく脱力しやすいです」と言うと、
今まで外から針をいれていたものを、内側からやっているので血管に邪魔されることはないので大丈夫なのだそうです。
技術的なことでよくわかりませんが、針をさすと血管が動くようです。それが注射の邪魔になるので、内側からやると針がストッパーの役目をして血管が動かなくなり、うまく針をすすめられるということのようです。と説明を受けてもわかるようなわからないような・・・。
ともあれ体の脱力を頑張らなくてもよさそうで、ほっとしました。

毎回毎回、受けるたびに注射のやり方が少しずつ変化しているようです。
的確にヒットさせるために、常に工夫をされているということがわかります。


*副反応・・・初めて喉にきた、嗄声
左が終わったときに、喉の奥に麻痺した感覚がきはじめました。眼精疲労の効果の話をしているうちに声がかすれ始めたので、あぁ、これかと思いました。

「先生、今ノドにきました・・・ちょっとガリガリ・・・嗄声です」
「あ~、やっちゃったかー!これはねぇ、一旦起き上がって下さい。起き上がった方が呼吸が楽になるので。で、一度待合で待っててください。醒めるのをまたないといけないので。すみません!」

というわけで、待合に戻り、麻酔が覚めるまで約20分待つことになりました。
呼吸は特に苦しいことはありませんでしたし、めまいやふらつきもなく、単に歯医者の麻酔状態がノドで起こっているという感じです。

完全な仰向けの体勢だったので、ノドの方にいったのかもしれません。
20分ほどすると、たしかに麻痺状態は醒めていました。

*耳鳴り改善のステージ
再び診察室に呼ばれ、今度はいつもの頭を起こした体制で待機。
先生から咳が出そうだったか聞かれましたが、出なかったと告げ、前回の経過が全体的にいい状態で持続したことを報告しました。

すると、
先生「耳鳴り・・・そのうちですね、低め安定というふうになるらしいです」
と仰るので、私は耳鳴りの音質と勘違いして
「私、高め安定なんです」と言ってしまいました。
先生「あ、あの音質ですか?じゃなくて音量がね、低め安定になって、(強弱の)波がなくなってくるみたいです。落ち着いてくると・・・。それが、回復の第2期のようです。波があるうちは第1期ですね。」
それで思わず、
私「じゃぁ、第3期があるんですか?」
先生「はい、第3期はもちろんゼロになるという・・・」

ただし、ゼロになるのは軽い人だけなのだそう。やっぱりなぁ・・・。
一方症状の重い人で2期を迎えたのは2人だけだそうです。
軽症の方は、もう普通に耳鳴りが聞こえなくなるところまでいくんだそうです。
耳鳴りが聞こえなくなる状態になる・・・凄いことです。
少なくとも私は最近の浮き沈みの減少と日中気にならない日が持続していることからみて、2期の状態にいるようです。
第3のステージにいけないだろうか。と欲が出てしまいます。


*総合的には現状維持なるも、プチ突発性難聴が?!
治療から10日ほど経った日の夜、急に左の耳の聞こえが悪くなり、耳鳴りの音まで変になり、耳の中の耳鳴りの塊までひび割れて聴こえ、不安が襲いました。
13年ぶりの突発性難聴か?どうして、この期に及んでこうなるのか!
このまま朝になっても変わらなければ、F診療所に電話して急患として入れて頂けるか打診するしかないとまで思いました。
どう考えても耳鼻科に行こうという感じになりません。
すでにステロイド治療に失望しているからです。

しかし・・・、幸いにも数時間で元に戻りました。
本当に!心底胸をなでおろしました。
その前後は現状維持で、日中は8割がた気にならず、朝夕にうるささを感じる状態でした。


実はこの日の昼間、2週間ほど前にやってしまった低温やけど(湯たんぽ)の治りが悪いので、
皮膚科で、白く壊死した組織を局部麻酔を使って除去する外科処置をしてもらったのでした。

それがもう痛いのなんの!麻酔が効いているのか効いていないのかわからないくらい強烈に痛いため、全身を思わず硬直させてうめき声を時々出しながら耐えていました。
終わったらどっと疲れがきてしまうほどで、かなりなストレスだったと思います。
プチ突発性難聴が起こる原因の可能性は高いと思ってしまいました。

ストレス、睡眠不足の影響が耳鳴り、めまいなどの内耳付近の症状として出やすい体質みたいです。
こうやって日常生活で内耳神経にダメージを与えてしまっているのかもしれません。
情けないですがどうしようもなく、次回のブロック注射が待ち遠しい気持ちでした。





2016年12月4日日曜日

46回目〇 2016年11月11日

*技術革新?・・・注射のアプローチの場所が変わる
前回の経過報告のあと、F先生から
「少しアプローチの場所を1センチ5ミリほど内側(今までより前寄り)からやることにしまして、それでより効果が高いことが多くなりました。アプローチ方法を変えたものですから、皆さんよく効くようになっております。その分、ちょっとノドに(軽い麻痺状態や嗄声)きやすいというのもあるので・・・」
と、説明がありました。
軽い麻酔がかかった状態はこれまでにも何度か経験済みですし、数十分もすれば戻るので心配はありませんでした。

11月に入り技術革新が進んだのだとか。
「周りのプレッシャーですね」
飛行機や新幹線で遠方から、大学病院でダメだった方とかが絶え間なく来られるらしく、それに対して効果を出さなくてはいけないと、そのプレッシャーで腕が上がっていくのだそうです。

*注射の途中から音質変化&目の奥にきた
そうして、受けたブロック注射は、確かに前回よりさらに少し首の中央寄り(左)から打たれました。
いつものように非常にゆっくりと針を進めているのがわかるのですが、途中から耳鳴りの音質が変化し、高くなったのがわかりました。残念ながら小さくはならなかったのですが、打っている最中に変化を感じるのは、前々回まではなかったことです。
それから、片方が終わると、ノドではなく目の奥がふわ~っとした感じがきました。
めまいがおこりそうな感覚という方が近いでしょうか。
別に目がぼやけるとかではなく、目のずっと奥に効いているな、という感じでした。
初めてのちょっと不思議な感覚です。

私「なんかこう・・・クラ~っとするほどではないですけど、目にきてますね、ノドにはきていません」
F先生「フワ~っとします?左半分痺れたりしてないですか?」
私「してないです」
F先生「じゃぁ大丈夫だ・・・ということは確実にいいとこにいったってことだな・・・」
と独り言のように仰いましたが、アプローチがうまくいったかどうか副反応を注意深く見ておられ、5分ほどまって下さいと言われました。

5分後、

F先生「ノド、大丈夫ですか?」
私「ノドは大丈夫です。何か目の奥に効いてるのかなぁ、という感じで・・・眼精疲労に効くのかなぁ?みたいな感覚で、そういうことは関係ないですかね(笑)」
F先生「眼精疲労、効きます。めっちゃくちゃ効きますよ・・・。目にきてるというのは何か(視界が)ボヤけてるという感じですか?」
私「いえ、見えないとかではなく、目の奥にきてるなという感じです。起き上がったら少しふらつくかな?という感じです。」

先生は、最近また技術が上がったのを実感されているようで、キツい感じがするでしょう?と言われましたが、キツいというより、このようにすぐ反応が出るという経験が少ないので、それが強力になった証拠かもしれません。強力になった分、副反応をいつもより注意されているようでした。

それから、右側の注射でしたが、こちらは特に何もなく、むしろ目にきている感じが減り、音がさらにわずかに高くなりました。
いつもの耳鳴り軽減の状態が早く来たようです。
あとは、持続なのですが・・・。


*耳鳴りは現状維持、眼精疲労回復の思わぬ大きなオマケ
耳鳴り軽減状態は、就寝時までほぼキープ、リバウンドはなく、翌日は戻っていましたが、総じて安定状態でした。
耳鳴りの経過に特筆することがないのは残念ですが、思わぬ大きなオマケがついてきました。
眼精疲労がスカッとなくなっていました。
というより、私は眼精疲労の自覚がほとんどなかったので、ブロックのおかげで眼精疲労だったと気が付いたというのが正確です。
なんとも眼球の奥がぬけたように楽なことに気がつき、初めて「あぁ、私には実は眼精疲労があったんだ」と思いました。
明らかに自覚しました。あぁ、なんて目が楽なこと!
まぁ、視力は上がっていませんが、スキッと見え、目の奥が軽い状態です。
以来、楽な状態が続いています。
目の奥の方というのが、内耳に近い感じで、これが耳鳴りにも同じように効いてくれたら、本当に万々歳なのですが・・・。

耳鳴りはやはり手強く、スキっと晴れたようにほとんどなくなる、というわけにはいかないようです。
診療所が予約飽和状態もあり治療間隔があき気味ですが、それでも大きく崩れていないのは積み重ね効果ではないかと捉えています。
先生の技術革新に耳鳴り改善がもう少し前進するか、思わず期待を寄せてしまいます。



2016年11月13日日曜日

45回目〇 2016年10月28日

*片側のブロック注射で耳鳴り音が変化
今回は、治療の日に運よく?耳鳴りが増強していたので、まさにブロック注射頼みの気分で診療所に向かいました。
経過報告の最後に「実は・・・今日、ちょっとうるさいです」と言うと、
「今日うるさいですか、わかりました。頑張って・・・(うるさいのを)取ります」とF先生の気合の入った声。
前回と同じくしっかり上を向き、体はできるだけ脱力です。(難しい!)

まず左からでしたが、私の脱力が不十分なのかもしれませんが、あまりいいところに入っていいないと仰り・・・
「気持ちいい、フワ~っとした感じがしないでしょう?」と聞かれ、
確かにそれはなく、というか私の場合、これまでそういう感覚になったことがありません。
頭がフワ~っとした感じになる方が多いそうなのです。
それで、2度やり直されたのですが、2度目はフワ~っというより、ズーンと響くような感覚がきました。これがないと効き目が薄いのだとか。

右のブロックに移る前に、しばらく仰向けのままお休み。先生はお隣の患者さまの治療です。
その間に、うるさかった耳鳴りの音の高さが顕著に高くなり細くなりました!
たぶん、治療中に変化をはっきり感じ取ったのは初めてだと思います。
それくらい、先生のブロック注射の効き目も上がっているということなのかもしれません。

お隣の治療が終わって、先生が「ノドに違和感はないですか?」と聞かれましたが、全くなし。
音が変化し、高くなって楽になりましたと言うと、右をやるとまた変わると思いますよ、とのことで、期待しながら、無痛の注射を受けました。


*合格レベルをほぼ維持して2週間
右の注射のあとは、左のように顕著な変化は残念ながらありませんでした。
ただ治療後は、来院前の鬱陶しさから解放され、いつもの耳鳴り減少状態に感じられ、助かった!という気持ち。本当にホッとしました。

深夜、音が増強してきたので、おそらくリバウンドだろうと思い、翌日以降が楽になる可能性を感じながら、ブロックの効果か非常に眠くなりその日はぐっすり寝ることができました。
この眠りはいつものことながら、睡眠薬とは比べ物にならない熟眠ができます(睡眠薬は最近どうしても神経が立ってしょうがない時に処方の半分、月に1~2回使用)。
老化を体感し始めた私にとって、体調維持にとてもありがたい効果です。

翌朝は、いつも通りの耳鳴りでしたが、日中からあとは気にしないでいられ、概ねそのまま毎日維持しました。前回より成績良好です。
ここ数回の耳鳴りは、総合的に増強減少の振れ幅は以前より小さくなってきています。
そして治療後の消失といっていいくらいの減少状態の爽快感は最高なので、
それがこの治療をやめづらい大きな理由の一つになっています。
しかもその状態の時は、顎を動かすと頭の中を占拠するもう一つの耳鳴りの塊の強さも、2割程度ですが小さくなってくれることが多いです。
こちらも期待していなかっただけに、かなり嬉しい出来事です。

そういう状況のため、一時的のようで、一時的でない効果の持続を実感しつつ、維持あるいは更なる減少に望みを託しています。
どこまで受け入れていただけるか・・・。
治療を受け入れて下さっているF先生と、予約のみならず腱引きのことなどきめ細かい情報を下さる医療秘書のAさんに心から感謝しています。



2016年10月29日土曜日

44回目 2016年10月14日

*全力で脱力!?
「耳鳴り撲滅に・・・かけたいところなんですが・・・」と開口一番F先生。
「いや~、撲滅したいですが・・・消えない~・・・消えるというのは期待は・・・(できそうにない)・・・」と苦し紛れというか実にあいまいな返答をする私に、
「うーん、でも、消えることもあるかもしれないなぁと、多少は思ってるんですけどねー」
と仰って下さる先生。
前回からの経過は現状維持。
「底上げしている感じの下の方がいい感じで、しかし上の方は、そこそこ小さいけれども消えるっていうところまではなかなかいかない感じで・・・」というコメントに
「うん・・・そうだろうな」という先生の相槌に、やはり耳鳴り撲滅は厳しいということがわかります。
私としては前々回の状態がブロックの間隔がもっとあいても続けば、離れていけるという感じなのですが、やはり波があり・・・。

いつも何事もなく注射をして頂いているので、何も書かなくなっていますが、久しぶりに先生から新たなご指示が。

いつも仰向けでベッドの枕に首を少し反らせるようにしていますが、加えて
「注射の時に、全身の集中で力をぬくこと、首の力をぬくことを心掛けて下さいね。
全力で力をぬく・・・まるで寝ているときのように」
全力で力をぬくって・・・ちょっと笑いそうになってしまいました。
全力でと言われると思わず力みそうですが、それで力をぬく努力ですから、なんだか矛盾した感じがするのですが、先生の仰りたいことはよくわかります。

要はぬけばぬくほど薬が的を射るようになるのだとか。

力をぬくってなかなか難しいです。
しかし、痛みを感じると筋肉が針の前に出てくるそうで、注射の行く手を阻むそうです。
そうすると筋肉注射になってしまって効果が出なくなってしまうわけです。

先生「うまくできているんです、体って・・・痛いと守ろうとするんですよ。・・・もう、人間の体には勝てません!」

本来は、血管の束や神経が通っている空間、すき間に薬が入らなければいけないわけで、狙ったところに薬液を入れるのに、とても微妙な感触で針を進めておられるのだと思います。
それを高い確率で的中させるのに、体の反応との闘いになるのでしょう。
最近注射の位置は以前より前の方になっています。
より効果をあげるために工夫をされて、結果、患者の体勢も成功不成功に関係すると考えられたのだと思います。

しかし、もともと先生の注射はほとんど痛くありません。
刺入時に時々痛みを感じることはありますが大して強くありません。

「ちょっと痛くてもそうなんですね?」
「そうなんです。そのちょっとが微妙に影響する注射なので」

無意識に反応するものを、できるだけ集中して反応しないように努めるというのは難しいものがありますが、とにかくできる限り首の力をぬくべく、呼吸もゆっくり吐くことで体を弛緩するように努めました。

注射は右はうまく入り、左は7割合格のレベルとか。
さて、その効果は?

*10日すぎたあたりから失速
前回の経過とほぼ同じ状態で推移しました。
直後は軽減、音が高く小さく、天井高いところに追いやった感。夜までキープしましたが、翌日にはいつもの強さになります。昼間は気にせず過ごすことができますが、時に夜就寝時に結構うるさい時がある・・・パターンはほぼ決まっていますが程度の問題です。
昼間の活動に支障がないので1週間以上合格状態です。
しかし残念ながら12日後くらいから朝晩の耳鳴りが強くなり、それもなぜかかなり煩わしい状態。

このところ少々忙しく、睡眠不足から少し眠りも浅くなり始めているので、耳の神経にもいい影響はないでしょう。やはりストレスをためない生活を心掛けていないと注射が負けてしまいます。
次回のブロック注射の日には、昼間もしっかり鳴り続けていたので、思わず治療に期待して出かけました。これは直後に効果あり!次回書きます。

治療1年の総括をしたいところですが、ゆっくり振り返って書く(遅いので)時間がありません。
もう少しというところで耳鳴りの状態が今一つ安定せず、ここへきて戻り気味の理由が2週間ペースにしたからなのかはもちろんわかりません。
診療所が予約一杯なこともありますが、この約2週間ペースの治療をしばらく継続し、いずれまとめたいと思います。





2016年10月22日土曜日

43回目〇 2016年9月30日

このところ、多忙に加え、治療間隔が2週間おきのため、ブログ更新が遅れております。

*人生の御伴?
この2週間は快適だったので、これが続くことを期待して診療所へ。
「2週間たって、ちょっときついですか?」とF先生に聞かれ、前回のブロックの効果が今までになく効果が高かったと思うと報告すると、「ぅわっ、それはよかった~!」ととても喜んで下さいました。
そして、その状態をキープするため、という意味合いを含んでいるのだと思いますが、
「人生の御伴にどうぞ・・・という感じです」とちょっと笑いながら仰いました。
今の耳鳴りで問題なくやっていけると思うのならやめてもよし、あるいは維持と底上げ、さらなる軽減を期待して続けるか、自分の判断でよいレベルのようです。
命にかかわる状態ではないからでしょう。
この軽減レベルがキープすることを願っていつものブロック注射をして頂きました。

*継続は力なり?
今回のブロックは、右がやや浅めに入ったようで、再度深く入れ直されていました。
初めてでした。ちなみに痛みは1度目は全くなく、2度目の方が少し痛みを感じました。
左のブロックの前に、隣の診察室の患者さんのブロックをされるので、お休みしていましたが、待っている間に右の喉の奥に軽い違和感というか、何かがあるというような感覚になりました。痛いとか痺れとかではありません。数分後には消えました。
お隣の患者さんが終わり、今度は左のブロック注射。
こちらはいつも通りで注射の痛みも違和感もなし。
終わると
「まぁ、美実さんの耳鳴り治療が今のところ一番効果出てますね」とのこと。
嬉しかったですが、これは継続の結果だと私は思っています。
また、このように言って下さるのは、しっかり改善している方がいる一方、なかなか効果が出ない方もいらっしゃるからかもしれず、先生のご苦労を想像しました。
やはり耳鳴り治療は一筋縄ではいかない難しさがあるようです。

*直後はかなり軽減するも、持続につながらない
診療所から最寄り駅に行くまでの間に、はっきりと耳鳴りが小さくなっているのを実感して爽快です。しかし持続しません。
大きな変化はないので、日ごとの記述は省略しますが、翌日軽いリバウンドのように増強、その後それよりは小さくなりましたが、前回のように終日気にならないレベルの持続にはならず、朝晩わずらわしい日もあれば、終日ほとんど忘れた状態の日もあり、一定しませんでした。
一度、珍しくキーンという一過性の耳鳴りが数回連続した日があり、ギクっとしました。
止まらなくなったらどうしよう?という13年前の恐怖心がよぎりましたが、消えてくれました。

なかなか思うようにいかないものです。
やっていけるレベルを維持するために、ブロック注射で支えてもらっているのか、はっきりしませんが、ひとつありがたいことは、耳鳴りだけでなく、例の脳が元気になる感覚と、頭が重い時や、緊張型頭痛の時、即座に効く(タイミングが合えばですが)というメリットです。
一緒に脳の老化を予防してもらっているような気がします。
それというのもF先生のブロックの技術の安全性が高いおかげなわけで、すっかり頼ってしまっているかもしれません。

きっちり通い続けて、そろそろ治療1年になります。

耳鳴り軽減をどこまで頑張るか、あるいは維持療法とするならどのくらいの間隔で継続するのか、考えつつ日々の生活に追われています。






2016年10月7日金曜日

42回目◎ 2016年9月17日

*精度の上がった上頚神経節ブロック
診療所の連休前の治療で混雑していましたが、F先生はいつも無理を重ねてしまうので、と仰り連休を楽しみにしておられるようでした。英気を養っていただきたいものです。

上頚神経節ブロックは耳鳴りのみならず、自律神経失調に伴う諸症状にも効くようです。
連日様々な症状の患者さんにブロックを打つことで、注射の精度が必然的にあがっているのだそうです。
確かに最近毎回注射直後の耳鳴り軽減を感じるので、以前よりその確率はあがっていると思います。

いつもの左右2%のブロック注射でした。
今回は、左右とも全く!刺入時から最後まで痛くなく、何も感じないくらいでした。
さすがにいつもどちらかが刺入時にわずかに痛みを感じたりするのですが、無痛の点ではパーフェクトでした。副反応も全くなしでした。


* 最も浮き沈みの少ない2週間、快適!
前回とうってかわって、終日小さめで持続。浮き沈みの少なさは今までで一番好成績かも
しれません。

注射当日◎:このところブロック直後の軽減が確実で、帰りはいつも爽快な気分にある。
    深夜に少し強くなったが、気になり度が少ない。  
1日目〜10日目◎:朝夕のうるささがましで、6〜7割減程度だが終日変わらず気にせず活動でき
           る。終日変わらないのが気分的にかなり快適だったので◎の評価。
11日目◯→△:朝昼は気にならないレベルだったが、夜になり増強、息切れか。
12日目◯→△:昨日とほぼ同じ経過。夜が煩わしい。

13日中快適日10日   合格日全日


*この状態が続いてほしい・・・ブロックで耳鳴りのメンテナンス

非常に過ごしやすい2週間でした。スケジュールがつまり始め、蝉の声ももちろんなくあたりが静かになっているわりに耳鳴りが小さいので、何かに集中していると完全に忘れるレベルで、耳鳴りメモも放念でした。

わずらわしさが続く週、快適さが続く週と凸凹。

週1回の治療が2週間おきになり、それでも効果があるのは前進です。
調子のよさを体験するとこの状態の持続をどうしても期待していまいます。
なかなかやめられそうにありません。

自分で1年という縛りをなんとなく作っていましたが、結論を焦らず、もうしばらく様子を見てみたいと思います。




2016年10月1日土曜日

ばね指と手首の治療 2016年8月25日

時間が経っていますが、経過を含めた報告です。

*ばね指(右手親指)と手首くるぶしの痛みとダブル故障
去る7月25日の朝、起きたら右手親指がばね指になっていました。まだ軽いひっかかりで、数分すると戻ったので気にしないでいたのですが、それから、徐々にひっかかりが取れるまでに時間がかかるようになり、指の付け根(手のひら側)に痛みが出始めました。
同時に去年から3回痛めている右手首くるぶし周辺の痛みがまた出始め、今回は2か所同時に故障してしまい、やはりF先生の注射が頼みの綱だと治療して頂きました。

*ばね指は手の甲側から注射
ばね指の注射をF先生にお願いするのは初めてでしたが、もちろん心配などはなく、先生のサイトで読んだ通り、手の甲側の親指の付け根人差し指側辺りから注射されました。
刺入の際に痛みがありましたが、そのあとは痛みはほとんどなく、ばね指のひっかかりの部分を指先で確認しながら、針を進めていらっしゃいました。
けっこう時間がかかっていましたが、痛みはほとんどなく終わりました。

*手首くるぶしの痛みはTFCCとくるぶし周辺の痛み
どうも右手くるぶし周辺の痛み、手首を外に曲げると曲がり角が痛いという状態が、慢性的になっているようです。たぶん使い方の癖もあるかと思います。

今まで3回受けているので、同じ内容です。
ただ、今回はF先生の方がめずらしく難渋されました。
針が入ったはいいのですが、薬液が関節の中にきちんと入らず、手の甲や手首の表面にポッコリ滞留してしまうので、針の方向や深さを随分探しておられました。もちろん麻酔が効いているので痛みは全くありません。
そして、2度トライ。こんなこともあるんだなぁと文句というより、申し訳ない気がしてしまいました。
なんといっても、関節内注射の保険点数は80点。やり直しても変わりませんし。
しかもやたら時間がたっています。すでに30分近く経過。
非常に時間をかけて針をすすめられるので仕方ありません。
効果があるかどうかは時間が経たないとわからないので、様子を見ますと言ったのですが、
先生は注射のために撮ったレントゲン写真を拡大してじっと見ながら考えている様子。
「これは・・・もしかして・・・」と先生、
「はい?(私の手首に何か問題があるのかしらん?)」
「もう一度やらしてもらっていいですかね?ちょっと今ひらめいたんです」
「いや~、でも先生大変ですから・・・」
「いや、このままだと(薬液がちゃんと関節内に入っていないので)効かないですから」
といって3度目の正直。
普通3度目では打たれる方もめげそうですが、麻酔が効いているので痛くないし針は極細なので怖くはないのです。

なんでも、レントゲン写真の見方に問題があったらしい。
で、今度は見事に薬液が関節内に入りました。入るのが自分にもわかりました。
ただし、最後の1mlのみ。
これで様子をみて、痛みがとれないようだったら、再トライとなりました。

何度も針を刺すことになったので、謝っておられました。
こういう場合はやはりお医者様と患者の間の信頼関係あればこそだと思います。
あんな完璧な注射をする先生でも、うまくいかない時があり、それくらい手首の注射は難しいんだなと思いました。
そして、やり直す不屈の精神。


*3週間で9割改善、3週間でばね指完治、手首95%改善
今10月になったところですが、ばね指は既に完治。
手首は一旦完治し、使い方のくせでしょう。わずかに痛みが出ることがありますが、治癒していると思います。
注射翌日から数日、ばね指のひっかかりが取れなかったりしていましたが、結局2週間で85%くらい改善。手首はしつこかったですが、3週間ほどかけて痛みはひいてくれました。
これ以上痛みはひかないかな?もう一度かな?と思っても、あと数日様子見していると、もう一段階痛みが軽くなります。過去の注射で経験済み、今回も同様でした。

そして、どちらも1回で完治!助かりました。
ひどくならないうちに治療したのもよかったかもしれません。
ステロイドのコントロールについては先生のサイトの通りです。(ステロイドの項目があります)
もちろん絶対安全というものはないのでしょうが、少なくとも薬液の中身についてわからない患者にとっては、再少量で最大の効果のある量を研究された上での注射だということは大きな信頼になります。

現在はすっかりよくなり快適です。
いつものことながら、本当にありがたかったです。









2016年9月17日土曜日

40回 2016年8月23日&41回目 9月6日

パソコンの調子が悪くなり、新パソコンに変えるのに少々すったもんだしておりました。
更新遅くなってしまいましたので、2回分まとめました。

☆40回目  2016年8月23日

*今回も耳鳴り消失を願って
前回、耳鳴り消失が久しぶりにきて爽快だったことと、初めて喉に麻痺が30分ほどきたことなどを先生に報告。今回は右もしっかり狙っていきますとおっしゃって、いつものように左右のブロック注射。
前回の耳鳴り消失は本当に気持ちのよいものだったので、期待が膨らんでしまいます。

*息切れ?
蝉の大合唱の季節がそろそろ終わり、辺りが静かになってきました。
やはり・・・耳鳴りしっかり鳴っています。

注射当日◎:診療所を出ると、今回も耳鳴りはほとんど聞こえず爽快!夜に聞こえてきたが、
      いつもよりずっと小さいので全く気にならない。
1日目◎:昨日ほどではないが、朝から小さめ。終日気にならないレベル。持続している。
2日目○:朝の耳鳴りが、昨日より大きい。日中はほとんど気にならなかったが、夜はまた大き
     くなる。
3日目~13日目○:朝と夜の耳鳴りがここ1か月に比べ強くなる。しかし日中はほとんど気に
         ならず過ごせる。 

14日中、◎2日、○12日(朝晩△ですが、昼間OK)  快適日2日 合格日全日



☆41回目  2016年9月6日

*失速挽回したい
約1か月続いた快適日がさすがに失速気味なこと、しかし大きな浮き沈みはなかったことを先生に報告。
「でもまぁ、着実に音(耳鳴り)の根本の発信源は少なくなってきている気はしますけどね。」と先生。
そういえば、顎を動かすとキーンと響く耳奥の耳鳴りの塊の音は、当初よりいくらか小さくなっていることに最近気がつきました。(私の耳鳴り

朝晩の耳鳴りの気になり度が下がることを期待しつつ、左右2%のブロック注射でした。
今週は少しマメにメモできました。

注射当日◎:ブロック後の耳鳴り低減はこのところ毎回顕著。普段の日中の鳴り方と全然違って
      静かになる。寝る前まで持続。これが数日でも続いてくれると嬉しいのだが。
1日目○:やはり通常の状態にもどる。朝晩の耳鳴りは日中より強い。夜コンサートだったが、
     けっこううるさく感じてしまった。演奏を聴くことに集中はできるが、鳴っているの
     は払しょくできない。いいときは気にならないから、
2日目○:ほぼ同上
3日目◎:朝が小さめでほっとした。終日日中の耳鳴り状態で推移。よかった。
4日目○:今日はダメ、やはり朝晩が強くなる。
5日目◎:この凸凹はどこからくるのか、もちろんわからないが、終日気にならないレベルで
     爽快!
6日目◎:ほぼ終日よかったが、就寝時に増強する。
7日目◎:昨日と同じ状態。
8日目△:朝から午前中ずっとうるさめ。かなり久しぶりなうるささ。午後からましになる。
9日目△:昨日と同じ状態。日中もけっこう鳴っている。今朝から胃腸の具合が悪く、よけい耳
     鳴りが気になる。
10日目△→○:起き抜けはやはりけっこううるさい。ただ起きてから活動始めたら小さくなり、
      終日鳴ってはいるものの気にならずに過ごせた。少し挽回したかも。

11日中◎5日、○4日、△2日   快適日5日  合格日9日



*朝晩の耳鳴りが煩わしい
約1か月良好状態が続きましたが、ここへきて朝と夜寝るときの耳鳴りの増強で失速の感。
蝉の声にかき消されていた錯覚だったのか?そうだとしたらかなりがっかりです。
しかし全体的には快適に生活できていたので、結果よければ全て良しです。
それが今月に入ってから朝の耳鳴りがかなり煩わしい、以前の状態に戻った感すらあり。
午前中ずっと煩わしかったりすることもしばしば。
ただ日中軽くなるので、終日ではないだけ助かっています。

ブロック注射後の軽減は平均8割~消失程度、どれだけ爽快なことか!
ここ数回はそれが顕著です。
F先生のブロック注射が進化しているようなので、効果が出やすくなっているのかもしれません。
ただ・・・何日も持たない。それが実に残念。


*着地点の見極めが難しい
耳鳴り治療まもなく1年。
昨年12月に「1年くらいは続けるつもりで・・・」というF先生の言葉に、10年以上の耳鳴り持ちは難治性に違いなく、それくらいかかるのは当然だろう、と思い継続してきました。
全く苦ではありませんでした。行きつ戻りつしながらも変化があり、これだけ継続したからこその改善(大きいものでなくても)です。

悪化と改善の戦いと先生が仰った通り、これだけ続けていても悪化が勝ってしまうというのは、やはり時間の経った耳鳴りが顕著に改善するというのは難しいということなのでしょう。
1年でやめなければならないと決まっているわけではないと思いますが、ここから先は先日の先生の見解通り、完治はなくメンテナンスという考え方で、日常生活の底上げのため、悪くならないようにするための治療ということになるでしょう。

それでも先月まではなかなか調子がよかったので、このままうまく卒業できるかな?とタイミングを探り始めていたのに、はてさて失速気味のこの状態をもって仕方なし、終了とするのか、迷っています。
もちろん、先生の判断いかんですが、私の感覚としては、戻り気味の朝晩の増強度合がもう少し小さくなればよしとできるのに・・・というのが今現在のいつわらざる心境。いろいろ変化を体験している分そういう欲が出てしまいます。
ブロック直後の顕著な減少を体感しているだけに、踏ん切りがつきません。
しかしあと数回やっても状況が変わらなければ、これは本当に限界に達したと解釈すべきなのかも、とも考えています。






2016年8月23日火曜日

39回目◎ 2016年8月13日

*今日も狙いを定めて
前回からの経過報告の際、久しぶりに夜リバウンドがあり、翌日予想通り小さくなったことをF先生にお伝えすると、「やはりしっかり狙った方が変化がありそうですね」と仰り、今日もガッチリ狙っていきます、と気合を入れていらっしゃいました。
本当にありがたいことです。

*耳鳴りは拷問
F先生は他にも何人も耳鳴りの患者さんを治療されているようですが、患者さんのストレスがあまりにも多いということを知ったそうです。前にも書いたように、自殺も本気で考えるほどの患者さんを目の当たりにされて、「耳鳴りはそれほど拷問なんですね」と思いやっておられました。
私もそのレベルだったら、とても13年も持ちこたえられないと思います。
それでもしばしば集中力が削がれる、わずらわしさに頭の中を占拠されてやる気が失せたりしてきつかったのです。
頭の中でずっと非常ベルが鳴っているような状態の方もいらっしゃると聞きました。
もう、そのつらさは到底想像できるレベルではありません。
心から、他の耳鳴り治療の方々がよくなることを願ってやみません。

左右2%のブロック注射でした。


*久々の副反応
頑張って下さった先生の注射でしたが、右だけ珍しく浅く入ってしまったそうで、そのせいか、待合に戻ってしばらくすると、喉の右奥が麻痺しているのがわかり、呑み込みがしずらい状態が30分ほど続きました。これ、初めてです。
ゴックンがしにくいので、これはしばらく何も飲まない方がいいなと思い、しばらく水分補給は我慢でした。もちろんその後はなんの影響もありません。


*初日に大ヒット・・・短時間ながら消失!
しかし!先生のガッチリ狙いは当たったようです。診療所を出ると耳鳴りが聞こえないことがわかったのです!
「あ、鳴ってない!」蝉や騒音のせいでなく、探してもないということが。
ただし、本当に短時間、1時間もったかどうか。
でもいいのです。それが実に嬉しかった。小さくなったとはいえ、高いキー+シーは続いているので、それがない状態の気持ちよさといったら、短時間でも思わずひとり微笑んでしまいました。まさにボーナスです。

注射当日:消失体験!たとえ短くても本当にすがすがしい。次第に小さい耳鳴り
      が聞こえだしたが、それでも夜に聞こえるレベルとしては小さい方だった。
      十分楽。現金だけれど、F先生に益々感謝した。
1日目◎:今日はやはり先週と同じく鳴っている。
      しかし相変わらず蝉のおかげで日中は耳鳴りが埋もれている。
2日目~6日目までほぼ変わらず。
7日目◎→夜△:夜の耳鳴りが久しぶりに増強。オリンピック観戦で夜更かしが祟っ
      ているかもしれない。
8日目◎→夜△:昼間は気にせず過ごせるが、夜になると前回より強く鳴っている。
      そろそろ蝉の季節も終わりに近づいてきているので、昼間の感じ方がこれ
      から変わってくるのだろうか。  
9日目〇:台風のおかげで蝉もなきやむ。やはりけっこう耳鳴りはしていたとわかる。
      合格ラインすれすれの感じではある。 
      ブロック初日の耳の静けさがなつかしい。


 10日中、◎9日、〇1日、快適日8日(夜△を除く)、 合格全日


*前々回から持続中
とりあえず、合格状態が28日連続になっています。ということはほぼ1か月です。
浮き沈みが本当に減ってきました。それだけでもありがたいと思わなければならないでしょう。
以前はワーッと戻る日がありましたが、最近それが出なくなりました。
次回はもう少し間隔があくので、そこまで持続したら、治療をどうするかを考えられるのではないか、F先生とご相談したいと思っています。




2016年8月13日土曜日

38回目◎ 2016年8月2日

*着地点を探す
前回からの経過が良かったことを受け、F先生もそろそろ治療の着地点を模索していらっしゃるように感じました。
いつも通り2%左右のブロック注射でしたが、珍しく左が先だったので、快調なのを受け、私が今日は左だけの注射かと勘違いして起き上がると、先生が「あ~まだまだ!」と慌てて制止。反対側をやるのに珍しく落ち着く時間を取っていらしたのでした。私はその辺がまるで無頓着で・・・。それだけ副作用を感じることが少ないということです。


*蝉の大合唱に埋もれ
前回に引き続き、日中は耳鳴りを気にせず過ごせる日がほとんどでした。
それというのも自宅で窓を開け放っていると、蝉の大合唱。近所にでかけても蝉の声。耳鳴りは完全に埋もれた状態です。
仕事が休暇に入りしばしリラックスモードになっていることもあるでしょう。
ただ、静かな空間に入ったり、深夜静かになった自室にいるとしっかり聞こえます。


注射当日〇→△:ブロック後の耳鳴り減少はそれほどではなかった。
       久しぶりに就寝時、リバウンド様の増強あり。結構強かった。
       こういうときは後に期待。小さくなることが多いし、うまくいけば消えてくれ
       るのでは?
       眠るのは問題なし。注射の日はよく眠れる。
1日目◎:消えてはいなかった・・・けど、小さくなっていた。
    その状態のまま終日キープ。
2日目◎:とりたてて変化なし。蝉の声と耳鳴りの区別つかず。つまり埋もれて聞こえ
    ないということ。気にせずすむ状態ならOKだ。
    夜はさすがに聞こえる。鳴りだすというより、埋もれていたものが顔を出し
    た感じ。昼間の反動で時にわずらわしいが、やりすごせる。
    
以降3日目~10日目までほぼ同じ状態。

11日中◎10日、〇1日 快適日10日、合格全日(△は短時間だったので含めないことにします(笑))


*改善維持を確かめたい
治療30回を超えたあたりから、底力がついてきていることを実感し、7月からは浮き沈みがかなり減りました。
音量減少のレベルアップはほとんどありません。つねに6~8割減くらいで推移しています。
嬉しいのは増強する日がほぼなくなったことです。

この状態がキープされることを確認できれば、納得です。
さらに音量減少したなら大ボーナスです。

それにしてもいざゴールを見据えようとすると、なんというか・・・これだけ一定間隔を保ってブロックしてきただけに、やめたらすぐ再燃しないか、また、あのうるさいのが始まったら・・・という一抹の不安が頭をもたげたりします。
まだ不安定だからです。とにかく後退しないことを願うのみ。
この快適さが単なる蝉効果でなく、そのあとの時期に同じような状態であれば納得ですし、願わくば夜の耳鳴りが昼間並みになってくれれば文句なしなのですが・・・。
いずれにしろ、たぶん耳鳴りは鳴りやんでいないでしょう。
それはもうほとんどはっきりしています。
頭の中でのさばっていた耳鳴りが脇にいってくれただけでもかなりありがたいわけですから、鳴っているのをちらと横目に見ながら過ごしていける程度なら・・・。
快適状態の持続をもう少し確認したいです。




2016年8月6日土曜日

37回目◎ 2016年7月26日

先にあげた耳鳴り治療についてのF先生のご見解を聞いてから、注射になりました。
左右2%のブロック注射。
痛みほとんど無し。副反応も無し。

*前回に引き続き好調、記録更新
注射直後の音の軽減がはっきりで、リバウンドがなく快適な日が多くなりました。

 注射当日〇→◎:リバウンドせず、夜まで快適状態が続く。
 1日目◎:朝はしっかり聞こえるものの、うるさくはない。日中はほとんど気にせず
      活動できた。
 2日目〇:昨日より少しうるさいまま終日仕事に集中していた。
      耳鳴りは常に意識される感じ。集中が勝つのでしんどくはない。
 3日目◎:蝉の声より高い私の耳鳴りは、蝉がうるさくても聞こえているが、この日
      は蝉の音量に負けるくらい小さかった。よって気にならない。
 4日目◎:昨日と同じ程度。
 5日目◎:蝉のおかげでTRT療法まがいの状態なのかもしれないが、気にならない。
      調子がよい。
 6日目◎→〇:日中は持続してくれたが、夜は音量増。まぁ、よくもったという感触。

 7日中、◎6日、〇1日、△無し、快適日6日!合格日全日!

ついに、合格だと言える日がずっと続きました。
やっと・・・ここまできた・・・続けた甲斐があった・・・。なんともいえない気分です。
消失は残念ながらしていません。
しかし、蝉のおかげもあるかもしれませんが、音が高くなっている分、気になり度が以前より下がっています。

快適状態では、ほとんど耳鳴りを忘れている。意識すると聞こえる。
調子が悪いと蝉が鳴いていようと、何をしていようとしっかり聞こえており、音楽などに集中しようとするのを妨げる。

今週はうるさい、わずらわしい、という時間がほとんどなかったと思います。
去年の今頃は蝉と張り合う耳鳴りでしたから、わずらわしく暑苦しく(実際今年よりもっとはやく酷暑が始まっていたっけ)、しばしば耳がしんどく、疲れました。
それに暑さも手伝って、不眠が再発していました。これがきつかったです。
それがなくなったな、と思い返して違いを実感しています。
本当に行きつ戻りつなので、確かにF先生の仰るように改善と悪化のシーソーゲームです。
しかし、そうこうしながらも改善してきたなぁと・・・。

あとは持続してくれることを願うのみです。



*耳鳴りの治療は難しい
私の耳鳴りは、日常生活が手につかなくなるほどの重症ではありませんが、F診療所に来る患者さんの中には、物事の集中ができず、考えることもできないレベルの大きさで、自殺したいと思うほど重症の方がおられるようです。
静かなところがいや、工事現場の横の職場がいいというような・・・どれだけのうるささなのか、想像を絶します。
そういう患者さんを何とかしてあげたいと先生は奮闘されているようですが、やはりこれは日常生活との戦いなので、2、3回やったから治りますよというほど甘くないと思われたそうです。ただ軽い方の中には止まる人もいらっしゃるとか。

何回治療すれば改善するか・・・は本当に人によって違うものではないかと思います。改善しないという方も少ないながらいらっしゃるようですので、耳鳴りの治療はやはり難しいようです。
これについては、日常損傷病学の中の「感音性難聴の根本治療に成功」のコメント欄で、2016年6月24日に先生が治療状況をくわしく説明して下さっていますので、興味のある方はご覧下さい。


*鳴りやむ日は・・・来ない?
注射が終わると、
「完全に鳴りやむ日が来るでしょうか」
とF先生は謎かけのように仰いましたが、返事に困ってしまいました。
ただ、前回からの経過はよかったですと(答えになっていませんが)言うと、
「来るかもしれないなぁと思いつつ・・・」とポジティブに期待をして下さっている言葉に、なんだか気分的に救われました。
そうこうしているちに、今度は高齢の耳鳴りがかぶってくるかもしれません。
私が、高齢者予備軍なので、と言うと笑われてしまいました。

そう、今まで考えてみたこともなかった自分の老化に関して、耳鳴りを始め、手のトラブルや、軽度ながらもあちこちの痛みなどを通して、いろいろ勉強している気がします。

ともあれ、やっとここまできました。
しかし、もう大丈夫!という自信がイマイチです。

メンテナンスの意味合いも含め、もうしばらく、合格ライン持続可能か、治療間隔を適度にあけていきながら様子をみていきたいと思います。




2016年8月4日木曜日

F先生の見解・・・治療10ヵ月を前に

秋にスタートした耳鳴り治療も夏を迎えてしまいました。

治療開始から10か月が近づき、F先生が耳鳴り治療についての見解を話して下さいました。
以下、先生のお話を覚えている限り、まとめてみました。

<耳鳴りと腰痛は同じようなシステム>
 耳鳴りは、治すというよりも、悪化と改善の競争のようで、どうやらそういう病気のような気がする。
 治療している感覚からみて、日常の生活が耳鳴りの発生原因になっており、注射で改善させても、日常の障害があるので、治療が勝つか、悪化が勝つかというシーソーゲームをやっているような気がしている。
 これは腰痛と同じようである。
 腰痛の患者も、治療で腰痛がなくなるわけではなく、普段の生活で腰痛をおこす。
注射でその痛みは改善するが、また腰痛になる。だから永久に治ることなく腰痛を抱えて生活している。ただし注射をすることで腰痛の波は全体的に下がった状態で抑えられ、推移するので、それなりに幸せに生きていけるだろう・・・、それとほとんど似ていると、最近気づき始めた。
 痛みと同じシステムで耳鳴りも鳴っている・・・痛みの神経が興奮するかわりに、耳の場合は音を作る神経が興奮してしまうのだろう。
 日常生活において、そうなるようなストレスを必ず加えている、内耳神経に何か悪いことをやっている・・・。それと、(ブロック注射の)薬で治そうとする力と力の戦い合いになっている。こちらが勝てば耳鳴りは静まってくるし、悪化が勝てば、また音が大きくなる。
 だから、何が悪化になっているのかというのを正しく理解して、それを避けるようにしないとなかなか治らないだろう。しかしそれが何か、というのはなかなか分からない。
 ゆえに、「治す」というよりも「メンテナンス」という考え方になってくる。
 それが真実を突いているような気がする。他の方を診ているとそうである。
 腰痛と耳鳴り、ほとんど一緒・・・のようだ。
 2年3年と腰痛で通っている人がいるが、それは治すために通っているのではなく、日常生活を向上させるために通っている。
 そういう意味で、「治そう」とすること自体がおかしいかもしれない。
 これで日常生活をちょっと整えてあげましょう、底上げしましょうという考え方になってきた。

先生のお話は概ね以上です。
それにしても・・・耳鳴りと腰痛がつながるとは思いもよりませんでしたが、話を聞いているうちになるほどなぁと思いました。


*耳鳴りを悪化させる要因は生活の中に
 私は、耳鳴りの悪化要因が「音を集中して聴く」ということが耳の神経を痛めていると思い込み、「聴くということを続けているから、耳の神経が過敏になっている(=悪くする)ということなんでしょうか?」と質問しましたが、少し違っていたようです。
聞くことももちろんかもしれませんが、それに限らず、日常生活全体の中の何かということのようです。
仕事のストレス、睡眠不足など全ての中に何か耳鳴りを悪化させる要因があるということなのでしょう。しかし、何からくるのかは、もちろん分かりません。


*メンテナンス
腰痛の方で2年3年と先生のところに通っていらっしゃる方は、日常生活を支えるためのメンテナンス治療なわけですが、耳鳴り治療も、治療を止めるとまた大きく鳴りだすのかもしれません。ただし、鳴りだすといっても、そのレベルが下がっているかもしれませんけど、とのことでした。
そして腰痛と違うところは、体重がかからないということ。
腰痛は体重がかかるところなので、年々重力に負けて悪くなっていくそうですが、耳鳴りは体重がかかるところではないので同じ経過を辿るとは限らなさそうです。
つまり、これまでのようなペースで延々と続ける必要はないだろうという解釈ができます。


さて、このようにF先生の診断=見解を頂き、そろそろ区切り、あるいは終結が近づいてきたようです。
1年は続けるつもりで・・・と昨年末覚悟をして始めたわけですが、実際ここまでくると、F先生が先の見えない治療を継続して下さっていることのありがたさがますます身に滲みます。

自分の中で、腑に落ちるところ、を模索しているところです。

37回目は改めてアップする予定です。




2016年7月26日火曜日

36回目〇 2016年7月19日

*どこで良しとするか・・・手探り
前回からの経過をF先生に報告すると、快適日が5日出たり、今回のように可もなく不可もない1週間だったりするのは、治療の力の差だと仰いました。
まぁ、私の体調も毎回同じはずがないので、経過も良かったり、不発だったりするのは当然だとも思います。

先生に、完全に耳鳴りが完全に消え去るということがあるのかどうか?と尋ねてみると、
「う~ん、あるのかなぁ?完全消滅というのは今のところいないですね」
つまり、前より小さくなる=改善するということなのでしょう。
消失しなくても、生活上気にならないレベルになれば御の字なわけで、どのレベルで良しとするかを見極めるのは、先生も難しいところだと仰っていました。
手探りです。
全部が全部治すための治療ではなく、維持させるのも治療だと仰ったのも、なるほどなと思いました。

あとは、お金と暇と面倒だと・・・確かに根気よく続けるにはそれらが絡んできます。
健康が一番の価値であると思っていても、そこに向かって努力するというのは、なかなか意志力が続かないんですよ。と仰り、
「自分の健康に手間暇をかけられるということは、それだけで素晴らしいことなんですよ」と、言って下さいました。

ゆえに手探りはまだ続きそうです。
今回も、左右2%のブロック注射でした。


*合計でほぼ快適5日、きつい日はなし
非常に長く感じる1週間でした。緊張感の続くあわただしい日が続いたので、メモをとる暇がありませんでした。
しかし、注射効果の深い睡眠と、頭が元気になる作用のおかげと、昨年に比べ猛暑到来が遅れていることが幸いし、仕事でめずらしくプレッシャーのかかる日があったのを乗り切ることができ、とてもありがたかったです。

注射当日△→◎:注射後まもなくかなり小さくなる。音も高くなるので喧騒に紛れる。
       夕方の治療だったが夜まで持続。
1日目◎:リバウンドがなかった。朝は少しうるさい感じがしたが、昼から気にならな
     い程度に減少。
2日目△:仕事の緊張感もあってか、常に耳鳴りが気になりながら集中は仕事の方
     へ。疲労感あり。
3日目◎:睡眠不足だったため、時間をとり、良くねることができた。
     そのためか終日快適で、昨日のような気になり度がほとんどなかった。
4日目◎:昨日とほぼ同じ
5日目◎:仕事柄耳の緊張感の高い一日になったが、快適状態が続いてくれたので
     助かった。
6日目〇:鳴っているのを常に自覚しながら仕事をする。快適状態に比べると耳につ
     く。

7日中、◎5日、〇1日、△2日 合計合格日6日

連続ではありませんでしたが、谷が来るもまた持ち直してくれ、しかも小さくなってくれたので嬉しかったです。
深夜になると自然に眠気に襲われ熟睡でき、脳が元気な感じが久しぶりにきて、耳鳴りの気になり度を下げてくれた感じがしました。
上頚神経節ブロックの恩恵が耳鳴りだけではないことを実感できた週でした。

記録更新を目指して頑張りたいと思います。







2016年7月18日月曜日

35回目  2016年7月12日

*再びブロック注射+腱引き
前回に続き、もう一度二つの治療をつなげてみることにしました。
先生に、初めて5日間快適日が続きましたと言うと、
「よくなっている患者さんを目の前にすると、こちらも明るくなります」
と喜んで下さいました。
F診療所に来る患者さんは難治性の症状で、しかも重症の方が多く、全力を尽くしているのによくならないとなると、やるせない気持ちになるとか。
「よくなっている方の話を聞くだけで、ちょっと嬉しいですけどね。」と仰るトーンの中にもちょっぴりやるせない感じが入り混じっているようでした。

それから、先日行った腱引きについては、耳鳴りはわずかに小さくなった程度だけれども、良い治療をしていただいたことを報告しました。

今回も左右2%のブロック注射。
注射の痛みなし。ごくごくわずかな頭酔いを感じるも数分で消失でした。



*5歩進んで2歩下がった感じ
前回のヒットに喜んだのも束の間、今回は完全に鳴かず飛ばず状態でした。
月末まで、少々ストレスがかかり続けになるせいもあるかもしません。
幸い予約がスムーズに取れたので、後退しないことを願うのみです。

注射当日△→〇:ブロック注射後ほどなくして耳鳴りの音が高くなり、小さ目にはなっ
        たが消失レベルにはならず。そのまま、腱引きに向かったが、施術後も
        耳鳴りは変化なし。
        夜に少し強くなるが、リバウンドというほどのものではない。

1日目〇:快適!とはいえないが、耳鳴りを自覚しながらもひどく気にせず生活でき
      る。
2日目〇:変化なし。
3日目△:朝から強めで、終日わずらわしかった。やはりリバウンドが顕著でないとこ
      うなるのか?睡眠不足もあるかもしれないから、早く寝る。
4日目〇:復活したが、7~8割減のあの感じではない。
5日目〇:上に同じ。
6日目〇:5日目よりもう少し小さく感じた。

7日間中、〇6日、△2日  準快適日6日

快適日5日連続が6日、7日と延びることを期待していますが、やはりそう簡単にはいかないようです。
まさに良くもなく悪くもならず、という経過でした。
せっかく良い成績が出ていたのに残念ですが、わずらわしくてしょうがない日はなかったと考えれば、底力は維持できていると思われます。
ただ快適なときは、耳鳴りははっきり小さく、忘れていられるので、やはりそれを期待してしまいます。


*腱引きは治療とレッスン?
腱引きによる耳鳴り軽減は残念ながら体感できませんでした。
しかし、腱引き治療とともに、先生がいろいろな動作時のアドバイスや簡単なトレーニングを教えて下さり、いわば、自分の普段の動作のクセに対する気づきを教えて下さるレッスンのようでもありました。
椅子に座るとき、立つとき、歩行のクセなど、簡単な動作をプラスして改善をはかるもので、とても面白かったです。
内容はまた機会があれば書いてみたいと思いますが・・・。
しょっちゅう忘れてしまうのですが、気が付いたらこまめにやっています。


*気温上昇で
暑くなり始め、自室の温度が上がり始めています。
眠りが少し浅くなり気味で、やや睡眠不足。
睡眠不足とストレスで、やはり成績は落ちるのか・・・。


この1~2週間は耳の集中が多い状態が続きますので、睡眠をよくとるようにして、
さらに底上げと、願わくば連続快適日の記録更新をめざします。





2016年7月12日火曜日

34回目◎  2016年7月1日

*ブロック注射+腱引き
 前々回同様、うまく時間調整ができたので、再度腱引きを組み合わせてみることにしました。
 新しい治療の組み合わせは、少々治療費が嵩むことになりますが、1度で効果のほどはわからないと思うので、もういくらかは試してみたいと思っています。
 F先生にも、耳鳴り増強の谷間が来ても持ち直したりと、持続力を感じていることをお伝えし、治療間隔が少し空き気味になることも前向きにとらえて、その分腱引きとの相乗効果に期待しながら改善への努力をするつもりである旨お話しました。

 注射はいつも通り、左右2%のブロック注射でした。
 左側は、終始痛みを全く感じないレベルで、いつものことながら驚きです。
 副反応も全くなしでした。


*わずかに小さくなった?
 F診療所を出て、そのまま今回はまた別の腱引きの道場へ向かいました。

 耳鳴りのブロック直後の状態は半減程度で、また鳴かず飛ばず状態を予想させる反応でした。ゆえに腱引きの効果に期待感が高まります。


 今回お願いしたのはかなりベテランの施術師の先生で、腱引きの指導者のお一人です。
 うかがう前にF診療所の受付であり、医療コンシェルジュのAさんが道場に連絡を取って下さっていて、「ご連絡を受けています」と施術師のS先生が穏やかに迎えて下さいました。

 耳鳴りを主訴とし、あとは体のあちこちの不調をみて頂きました。

 いやさすがにベテランの先生、手技が大変ダイナミックで、まさに「一撃改善」の腱引きのキャッチフレーズ通りでした。

 耳鳴り関連の施術は、頭、首、顎関節、肩、などいろいろなところに及び、改善しようとする先生の並々ならぬ熱意を感じました。
 また施術とともに沢山の解説をして下さり、とても新鮮で面白かったのですが、悲しいかな、私の頭では1回では消化しきれない量でした。
 中でも、舌骨の調整というのは思いもよらなかった部位の施術で、そういうことも関連しているのか・・・と驚きでした。
 施術をいくつかやっては起き上がり、耳鳴りの状態を聞かれましたが、残念ながら顕著ではなく、返事に詰まる始末。
 しかし何回目かの確認で、少しだけ弱まったと感じました。耳鳴りのわずらわしさが薄まったという感じでしょうか。
 まぁ、気のせいじゃないか?と言われれば心もとない程度ですが、首から上がすっきりし、あちこちの痛みが消失、または軽減するので、再度受けてみたいと思いました。 

あとは、自分でやるストレッチのようなものをいくつか教えて頂きました。
一つは舌先を上あごの歯と歯茎の境目辺りにつけたまま、頭を上げて首を伸ばすというもの。
上を向くと首筋が突っ張るので口を開けずにはいられないのですが、施術の後に同じ動作をすると、首がぐんぐん伸び口を閉じても筋が突っ張らなくなりました。
自分でも時々やってみることを勧められました。首筋のこわばりを取ることも耳鳴り改善に関係ありそうです。

*今回の自己判定
前回とは違い、耳鳴りが残っていたのでわずかながらも減少を感じられたこと。
施術内容がかなり多彩だったのでまた何か変化がおこるかもしれない、という理由で、
自己判定としては、ささやかながら効果あり、また繰り返してみる価値あり、です。
短時間だとしても、期待可能性を感じます。

帰宅後は、結局いつも通りになっていましたが、さてその後の展開は・・・。


*快適日5日間連続!連続は初めて
またリバウンドがはっきりしませんでした。
リバウンド自体は招かざる客なので、無い方がいいのですが、はっきり来た時の方が、あとの軽減度が顕著なので、今回もまた快適日は少ないのかなぁと思っていました。

注射当日△→〇:朝からけっこううるさかったので、ブロック後は軽減。ただし消失レ
       ベルではなく、腱引きでさらに少しだけ弱まったと思う。
       それでも深夜は少し増強。
1日目〇:しっかりなっているが、リバウンドというほどの強さではない。
2日目◎:朝から小さ目。聞こえているが終日気にならない。夜も聞こえるが煩わしく
      ない。
3日目◎:昨日とほぼ同じ。
4日目◎:同上
5日目◎:同上
6日目◎:同上
7日目〇:終日気にならない状態が喧騒でも聞こえている状態に。
      夜はやや煩わしい。
8日目△:朝からしっかり鳴っている。戻った感じ。さすがにもたなくなったか。
9日目△:昨日に同じ。ひどくはならないが快適状態にはもどらない。
10日目〇:起床時より昨日より減少したのを感じる。夜まで鳴っていてもあまり気に
       ならない程度。深夜になりうるさく感じる。

11日中◎5日、〇4日、△2日、合格日 計9日

結果的に5日連続の快適日。初めてです!
気が付いたら耳鳴り気にせず5日が経っていました。
夜もほとんど気にならない程度の鳴り具合。
リバウンドらしきものなく耳鳴り軽減が来ました。
消失はしていませんが、7~8割減で納得のレベルが持続。
もしやブロック注射と腱引きの相乗効果なのか?!
さすがに判定はできないものの、前進した嬉しさが久しぶりに来ました。

今回だけのことなのかはわかりません。
しかし、どうにもうるさくてわずらわしい日がなくなり、8割合格日ならほぼ納得のレベルです。
あとはこれが持続するかどうかを見極めたいところです。




2016年6月30日木曜日

33回目  2016年6月17日

*混雑の中で
診療所はもはや飽和状態です。待合にも人が何人も待っておられ、この日は即ブロック注射となりました。
そんな中でも注射はもちろんいつもと変わることなく、F先生は時間を使って慎重に針先を進めておられるようでした。
痛みほとんどなし。自然な感じです、注射が自然って変な言い方ですが。
「いつもと変わりないですね?声がかすれたりしてますか?」と確認されましたが、何もなしでした。人によっては注射のあと、声が一時的にかすれたりするようです。
ただ、診療所を出るときに、久しぶりに首が回りづらくなりましたが、数分後にはもどりました。
毎回薬液の入り方は違うそうですし、治療を受ける私の体調も毎回違うわけですから、反応もいろいろだと思います。
しかし、深刻な副反応は全くないので不安にはなりません。


*そこそこを維持
次回の予約を取るのにスケジュール調整が難しく、間が空いてしまいました。
注射直後の音量軽減は今回はあまり顕著でなく、リバウンドもそれほど強くない感じ。
こういうときは、その後の反応もどっちつかずな感じになることが多いのが経験上のパターンです。
けっこうマメにメモしてました。


注射当日△:昼前の注射。直後の耳鳴り軽減はあまりなかった。
      夕方くらいから軽いリバウンドかと思われる耳鳴り増強。
1日目△:朝から少々うるさかったが、日中は喧騒のおかげであまり気にせずにいられた。
     腱引きに行きたかったが、最初のところは夜しかあいておらず、もう一件は連絡のや
     り取りがうまくいかずあきらめた。
2日目◎:8割減くらいのところ。終日ほとんど気にせずすごせるのはやはり爽快!
     気分が上がる。夜になって自覚する程度。それでも納得レベル。続いてほしい。
3日目○:残念。昨日よりしっかり鳴っている。それでも気になりつつも、まぁまぁやっていけ
     る。
4日目○:昨日とほぼ同じ。勉強のため終日聴くことに集中していたわりには、耳鳴りがじゃま
    にならずにすんだ。助かった!
5日目○:昨日とほぼ同じ
6日目○:変化なし。このレベルでの持続力が出てきた感じ。
    と思ったら・・・!
7日目×:起床時からいきなり耳鳴り増強。久しぶりにうわ~という感じ。
     終日ほとんどうるさいままだった。やはりまだこれが来るのか・・・。
     昨日一昨日とキープしていたが、やはり疲れもあるかもしれない。
     ブロック後1週間後くらいに一度谷間がくる気がする。
     前回のようにまた持ち直してくれれば、本当に底上げ効果を確認できるのだが。
     とにかく、睡眠を確保する。それから自分でやる首の腱引き。
     やれることはやらなくては。
8日目△→○:午前中になんとか持ち直した感じ。午後になり昨日より明らかに小さくなったのが
      自覚できた。しかも深夜まで持ちこたえた。
      良かった!やはり底力がついてきたのかも。
9日目○:起床時は少しうるさかったが概ね気にせず過ごせる状態。
10日目○:昨日とほぼ同じ
11日目○:午前午後とよかったが、夜になり気になりだす。
12日目△:さすがにもたなくなってきたのかわからないが、終日耳鳴りが気になりつつ仕事を
      する。絶えられないことはないが、わずらわしさが強くなった。
13日目○:起床時の耳鳴りは昨日より小さく持ち直した感。終日喧騒の中では気にならず、静
      かな部屋で自覚する程度。
      比較的よく寝たのがよかったのかもしれない。


14日中、◎1日、○9日、△3日、×1日 合格日計10日


*そこそこレベルの持続力と改善度の見極めを視野に
 今回はけっこうきつい谷が1日来ましたが、持ち直したので安堵しました。
 やはりいきなり増強すると正直ドキッとします。またふりだしか?と不安もよぎります。が、前回のように快適なところまでのV字回復には至らなかったものの、やはり底上げしているみたいだなと感じます。


 今後治療間隔が縮まることは難しそうな状況ですから、相乗効果を期待し、腱引きとの組み合わせも取り入れながら、持続力の方を目指したいと思います。持続ができたら、この程度の改善をもって良しとすべきなのかな・・・と思ったりもします。
9割減はボーナスみたいなものかもしれません。それはほぼ耳鳴り消失のようなもので最高です。
増えると嬉しいのですが・・・。
9割減になるときは、きっと注射がいいところにバッチリ作用しているんだと思います。


 F先生のサイトのコメントに「耳鳴りは生活習慣病であり、生活リズムが悪化すると再び音が鳴り始めるようです。」とありましたが、その通りだと思います。
 これから暑さに向かうのと同時にしばらく仕事が積んでくるので、コンディションを保つことにいつも以上に気をつけていかないといけません。


季節の変化や仕事のストレスなどの中で、この底力が保てたら、出口が近いと思います。



2016年6月17日金曜日

32回目  2016年6月10日

*ブロック注射+腱引き治療
日常損傷病学の最新の記事にありますが、F先生より耳鳴りにも効果が期待できる代替療法として、腱引きをご紹介頂き、ブロック注射の後の効果があるうちに、腱引き治療を続けて受けることにしました。

 腱引きについては、「腱引き」または「筋整流法」で検索していただければ、内容や施術方法、全国にある道場の一覧がわかります。
 江戸時代から伝わる治療法で、文字通り身体の腱を引いて全身を調整するようです。

実は、F先生の最新の記事を読んで、この日のブロック注射よりも先に、自宅から比較的近い腱引きの先生のところに、股関節の治療で伺いました。
ここ2~3週間ほど、足を持ち上げる(階段を上る、自転車こぎで足が持ち上がる時など)と股関節(鼠蹊部)に痛みがあり、同時に膝の内側にも痛みが起こっていたので、この治療法が効果がありそうだと思ったのです。

施術は30分程度でしたが、痛みがなくなりました。これはすごいと思いました。
途中で実際に階段を上って試したのですが、痛みがありませんでした。
痛みは早い段階で取り除いた方がいいと思っていたので、一発で治れば最高です。

が・・・、数日たって症状が少し戻ってきました。
元の痛みが10ならば、7くらいまで戻ったというところでしょうか。
施術者によってやり方も違うかもしれないと思い、今度は他の腱引きの先生にいってみることにして、予約をとってあったのです。

というわけで、その時間に間に合うよう、ブロック注射の時間を調整していただきました。

相乗効果に期待が膨らみます。


*ブロック注射の効果高く、腱引き効果は判定不能
この日のブロックは久しぶりに直後から耳鳴りが小さくなり、9割軽減状態になりました。嬉しい限りです。このまま腱引きにいって消失したら、最高です。

しかし、さすがにそれ以上小さくなる、あるいは消えるということはありませんでした。

腱引きの先生は耳鳴り関連と思われる頭部と首の腱引きを最初と最後に2度やって下さいました。
その後時間経過で変わるかな?と思いましたが、深夜になったらしっかりリバウンドモードになってしまったので、残念ながら効果を実感することはできませんでした。

ただ、今回も股関節の痛みはバッチリ消えました。
しかも持続日数が長く、少し戻り気味なものの、最初の痛みを10とすれば、2くらいのもどりで、持続しています。

腱引きの素晴らしいところは、痛み消失、改善の即効性だと感じます。数日後に戻ったりしますが、まったく最初と同じレベルには戻りませんでした。施術を受けると即座に痛みが消失します。
たぶんもう1回くらい受けると完治するように思います。

耳鳴りとの関連はわかりませんが、こういうものは1回ではわからないと思います。あと何回か、ブロック注射に連携させて施術を受けてみたいと思います。


*底上げ
さて、治療後の経過ですが、このところ仕事のスケジュールが詰まってきており、
ばたばたしていて、うろ覚えなところがあります。
×だけはメモしてありますが、総じて×になるような日がありませんでした。
リバウンドも以前の強さを10とすれば、7くらいのところです。

耳鳴りの強い状態=谷の深さが浅くなってきていると思います。
消えはしないが、わずらわしくてきついという日がほとんどなくなってきました。

注射当日〇→◎→△:注射後、街中では全くわからない程度に軽減!
       久しぶりで嬉しい!しかし深夜にリバウンドがしっかりきてしまった。
       ただし、以前ほどの強さではないので△。こういう時はその後の軽減大が
       期待できそう。
1日目△:まだ夕べのリバウンドが続いている感じ。
2日目〇:起床時の耳鳴りが、昨日より小さ目。浮上しそう。
3日目◎:雨模様の一日。その雨の音でまったく聞こえない程度に小さくなった。
      探してもほとんどない感じ。9割減くらい。やはりはっきり出た。
      とても爽快。持続してほしい。
4日目◎:少しだけレベルが落ちたが8割減くらい。いい調子。
5日目〇:持たなかった、残念。街中の喧騒でも聞こえている。
       しかし、やりすごせる程度だから贅沢は言わない。
6日目〇:昨日におなじ。嬉しいことに深夜になり、耳鳴りが小さ目になっている。
      珍しいこと。
      自分でやる首の腱引きを昨日からやり始めている。気長にやっていこう。

・7日間中、合格日6日。快適日3日。


*首の腱引きを自分でやる
治療の数日後、偶然本屋の店頭で、
「耳鳴り・めまい・難聴がピタリと消えるNo.1療法」(マキノ出版)
が目にとまり、その中に腱引きの文字が飛び込んできて即購入しました。
中に自分でやる首の腱引きのやり方が載っていました。
これはやらない手はないと思い、以来続けています。
(人によっては身体状況に気を付けなければいけない場合があるようですので、ご注意下さい)
このムックには他にもやって損はなさそうな方法があり、「酢たまねぎ」などは、耳鳴りに即効くかどうかは別としても、生活習慣病の予防、改善に役立ちそうです。

F診療所の予約が今までのように、1週間毎にとりづらい状況になっているので、治療間隔は今までより空き気味になります。それでもなんとか底力がついてきているようなので、もうしばらく頑張りたいと思います。
ここに至るまで定期的に治療に通えたことで、底力がついたのかもしれず、そのことを幸運に、そしてありがたく思います。




2016年6月7日火曜日

31回目  2016年5月30日

*最古参?
 今回はF先生に良い報告をすることができました。
 10日間中合格日7日快適日5日、そして一度耳鳴り悪化の日があったものの翌日から浮上し始め、その後2日連続で耳鳴りが小さくなり持ち直したこと。
 先生も「底力が出てきたということですね。治癒力がね・・・」と言って喜んで下さいました。
 治療の蓄積で出来てきたものだと私は実感しており、先生にお礼申し上げました。
先生曰く「もう今・・・(治療期間が長いので)無い線路を走っているようなもんですから、実例が皆さんの励みになると思いますよ」とのこと。
 あぁ、私は耳鳴り治療の最古参になってしまっているようです。
 このまま、底力がつき、快適に過ごせる日の持続力が出てきたら出口なのですが・・・。
左右2%のブロック注射でした。


*途中谷が来るも持ち直す
 残念ながらすっきりしない状態が続きました。ただ、最後にもちなおしたのは前回と似ています。
 今回はリバウンドとその後の経過の2つの傾向のうち、泣かず飛ばず状態(リバウンドが強くないときは耳鳴り軽減も顕著でない)のパターンのようでした。
 メモ書きをしておくのですが、忘れるときもしばしばで、そういう時は大して変化がなかったということになります。
 
注射当日〇→△:午前の受診。注射後、珍しく顎の右側に痺れがおこり、そのせいで少し
        しゃべりにくくなった。10分後くらいには消えていた。耳鳴り軽減は以前ほど顕著
        ではなく、早く軽めのリバウンドが来た。そのまま終日ひどくはないが、耳鳴りに
        邪魔されながら仕事をする。
1日目△:昨日の続きの感じ。リバウンドが尾をひいているよう。      
2日目〇:昨日より軽くなったが、7~8割減には届かず、5~6割でまぁ過ごせます、
     レベル。すっきりしない感じなので、今週は良くもなく悪くもなくで行ってし
     まいそうな予感。
3日目〇:昨日とほとんど変わらず。小さくはならなかった。ただ動き回る仕事や会話
     に集中していればあまり気にならない。夜は静かなせいもあり強めに
     感じる。    
4日目〇:昨日とほぼ同じ。記憶あいまいだが、7~8割減でなかったことは確か。
5日目〇:特段変化なし。小さくもならない。
6日目△:起床時からうるさく良くない兆候。たぶんストレスだろう。昨日の活動で
     体力を使ったせいか、7時間寝たのに背中の疲労が抜けない。やはりこう
     いう時は耳鳴りも強くなるのか。
7日目◎:朝から耳鳴りが小さく、快適。8割減程度までまた浮上できた!
     ブロック後1週間で軽減というのは、やはり底力かも。      
     これが明日以降も持続し次のブロック注射につながればまたベターになれ
     るんじゃないか・・・。(切なる希望)


 うるさい日もあり、ストレスがかかってきているかもしれません。これから7月末まで緊張感の抜けない生活になるので、自分では大したことは無いと思っていても、耳鳴りに出るのかもしれません。


*何百回やっても安全性が第一
F先生「注射は何百回やっても安全性が一番だと思うんですよね。効く効かないよりも、安全か安全でないかの方が、たぶん皆さん感心あるんじゃないかって気がします。一番は痛いか痛くないか・・・耳鳴り治療で痛い治療なんか絶対できないですよ。耳鳴り痛くないですから。」
そう、耳鳴りは痛くないんです。ですから、痛みなら注射の痛みもがまんできるでしょうけども、耳鳴りという音の不快に痛い注射はがまんできないでしょう。

久しぶりに先生が強調しておられました。
回数を重ねていることで、安心してしまっているところがありますが、安全にしていただいていることは最重要です。
副作用も今のところ、全くありません。痛みも今回は右が少し、左は全く痛みを感じませんでした。感じ方は人によっていろいろ違うようですが、私は針が侵入する恐怖を感じないほど、自然な入り方に毎回感心しています。


*デリケートに生きる
 「持病もってる人の方が長生きするんですよ・・・デリケートに生きるから」
 ストレスの話になり、そのとき先生が仰った言葉です。素敵な表現だなと思いました。
 つまり、何か自分にストレスがかかっていることを感じられるもの、たとえば耳鳴りもその一つであり、そういうものがあるとバロメーターになるというわけです。それによってあんまり無茶をしないでいこうとする。持っていない人の方が無茶をしてしまうというわけです。
 耳鳴り治療や関節注射の治療を通じて、先生はやんわりと老化に対する自覚を促して下さることがあり(と私は解釈している)、いろいろ学習させていただいていますと言うと、
先生「自分の体を学べるしね・・・重要な機会だと思います」と言って下さいました。

 確かに、この半年ほど自分の老化について考えたことはないので、ちょうどよいタイミングなのかもしれません。
 デリケートに生きるというフレーズ。とても気に入りました。
 

 

2016年6月5日日曜日

突発性難聴 治療法の最有力候補として

*よくわかる突発性難聴治療記
 私は13年前に軽度の突発性難聴ながら耳鳴りがしっかり残ってしまい、今日に至っています。
 突発性難聴と耳鳴りはセットといっていいほど併発する方が多いのではないでしょうか。これにめまいが加わると重度だそうです。
 耳鳴りもつらいですが、突然聞こえなくなるというのは恐怖です。いつも突発性難聴の方が日常損傷病学のサイトにコメントされるのを見ると、藁をもすがる気持ちなのだろうと想像しています。

 すでにF先生のサイトに、突発性難聴の方の治療過程のブログがリンクされておりますが、もう一つ、今春からの突発性難聴と耳鳴り治療で上頚神経節ブロックを受けられている方のブログがあることがわかりました。
管理人のねこたまさんの許可を頂きましたのでリンクさせて頂きます。
是非ご覧になってみて下さい。

 ある日突然、世界から音が半分消えた~突発性難聴治療記~

 発症から退院にいたるまで、このブロック注射も含め受けた治療、そして退院後に試した治療その他、画像も交えてとてもわかりやすく書かれています。そしてチャレンジ精神旺盛でいらっしゃいます。

私自身は、発症18日目のオージオグラムのグラフ変化の画像に見入ってしまいました。どの治療が功を奏したかは限定できませんし、誰でもがこのような変化を得られるかはわかりませんが、改善を大きく期待させるデータです。
 さらに先日、ブロック12回目で初めて耳鳴り消失を短時間ながら体験されたようですが、私が初めて耳鳴り消失を体験したのも12回目でした。
治療間隔が違うと思いますので単なる偶然だとは思いますが、それにしてもそのくらいの回数で効果を実感できたという事実は、患者にとって大きな希望になります。

 この回数を多いと思うか少ないと思うか・・・は人によるかもしれません。
 少なくともわかることは、これだけ続けられる理由は、F先生のブロック注射が安全性が非常に高く、注射の痛みが少ない(あるいは感じない)からだということです。
私は既に30回を超えていますが、先日の記事に痛みについて書き忘れてしまうくらいでした。(書き加えてあります)


*できるだけ早く
 日常の難病は数知れずあると思いますが、聞こえなくなること、四六時中頭の中で騒音が鳴り続けること、これらがどれだけ生活に大きな支障をきたすか、死に至るようなものではなくても、人生を狂わせるものの一つであることは確かです。
 しかも見た目にはわからないので、周囲にはなかなかわかってもらえません。
治療法に関しても決定打!と言えるものがない中で、悶々とすることになります。
 13年前にはもちろんなかったこの上頚神経節ブロック注射は、現時点で最有力な治療法だと思います。
 しかしこのブロック注射のできる医師がF先生と他に、わかる限り1名いらっしゃるだけだということが残念でなりません。
 治療に来られる患者さんは増えているようで、F先生のご負担は大変なものだと思います。その精神力にはただただ頭が下がるばかりです。
 治療開始の早さが決め手の突発性難聴。早ければ早いほど1本のブロック注射が効果的に活きることでしょう。 

 ですから・・・一患者として、この治療をして下さるお医者さまが一人でも増えることを願わずにいられません。
 最後に重要なリンクを・・・。

 人としてチャレンジ(突発性難聴撲滅へ)日常損傷病学
 
 
最新の治療経過は少し後に致します。

2016年5月30日月曜日

30回目◎ 2016年5月20日

*30回の節目に
 過日耳鳴り治療半年を振り返りましたが、それらに加え、注射後の反応とその後の経過について、毎回違うながらも2つの傾向があると感じています。

 1)リバウンドがはっきり来た時、その後耳鳴りが小さくなるのも明確。
 2)リバウンドがあまり強くないときは、耳鳴り軽減もあまり顕著でない。

リバウンドは最近以前より少しレベルが下がった感じですが、しっかりきた方が後が小さくなると思うと通過儀礼のようなもので、むしろ後に期待したりします。
とはいえリバウンドの程度も人によって違うようで、耐え難い強さになる方もいらっしゃるようですから、ないにこしたことはないと思います。
私の場合は耐え難いレベルでないのが救いかもしれません。

この2つの傾向を感じているとF先生に話すと、それは理論的に正しいのだとか。
期せずして理論通りの反応なわけですが、それが改善に向けての正しい反応だとすれば方向は合っているのでしょう。

それから前回からの経過について、リバウンドありで快適日が3日だったこと。
左側の注射後のふくらみはあまり効果に関係なく、直後の頭酔いは、むしろ薬がよく効いたためではないかと思ったことを先生に報告しました。

前回注射後のふくらみを気にされていたF先生ですが、問題なかったので、救われる、ふくらみが出ても変わりないというのは嬉しい、と仰いました。
的確な注射を極め続けながらも、100回やれば100回とも違う注射なのだそうです。
「救われるなぁ」という言葉に、1本1本の注射に重い責任を背負って打って下さっているのだなということを今頃改めて思い出す始末。
感謝の念を新たに。

今回も左右2%のブロック注射でした。


*治療間隔が少し不規則に
 いまやF診療所は通院圏内の方はもちろん、全国から集まる難病の患者さん、そして増えてきているらしい突発性難聴や耳鳴り治療の患者さんでパンク状態になってしまっているようです。
 連日F先生とクリニック主任のAさんは必死の治療と対応をされています。
 そこで、私も治療の間隔を少し空け気味にすることになりました。
 これだけの回数です。本当は卒業しているところかもしれないのに・・・。
 F先生がどう見極められるか、私も自分なりの着地点を見出していきたいと思います。

今回は10日の間隔。1週間過ぎたらじりじり悪くなるのかなぁ、と思いながら過ごしましたが・・・。

注射当日×:午前の受診。直後の耳鳴り軽減が少しで、ほどなくリバウンドとおぼしき強さの耳鳴りで午後の仕事は煩わしかった。
1日目◎:朝からすでに小さ目。リバウンド通過かもしれない。日中7割減くらいでほとんど
     気にせず過ごせた。早い立ち直り。
2日目△:なぜか少し後退。耳鳴りと関係ないが、珍しく目がかすむ。
3日目◎:8割減くらい。嬉しい。これが続けばゴールも近いのだが。
4日目◎:昨日とほぼ同じ。深夜に少し強くなる。
5日目〇:少し強くなったがまぁまぁやり過ごせるだろうという程度、
6日目×:なんと、久しぶりに早朝目覚めた時頭を動かしたら回転性めまいが!
     耳鳴りもいきなり強い。なんてこと!
     めまいは、起床まで1時間弱あったのでただひたすら静かに頭を動かさずじっとして
     浅く寝たら収まっていた。
     助かった、出勤可能。
     念のため、常備しているめまい止めと吐き気止めの薬を服用して出た。
     しかし、耳鳴りは終日うるさく、仕事中もかなりわずらわしかった。
     夜は気がたっていたので、頓服として睡眠薬をのんで寝た。
7日目△→〇:昨日の状態を引きずらずにすんだ。
      朝は耳鳴りが強かったが、日中仕事に集中していればあまり気にならない。
     復活しそう。
8日目◎:朝から耳鳴りが小さ目。復活したみたい!
      終日耳鳴りを気にすることがなかった。
      一昨日のうるささから解放されたし、浮上できたのが嬉しい。 
9日目◎:部屋の気温が上がり、睡眠の質は今一つだったが7時間くらいは寝られた。
     今日もほとんど耳鳴りを気にせずすごせるレベルだった。
     深夜は若干強くなるが、いつもよりは弱め。とてもいい傾向。

*改善の土台ができつつある?
 やはり睡眠不足は要注意です。
 昔から回転性めまいはたまに出ることがあり、酷い時は出勤不能で、何度か休んでしまったことがありました。耳鼻科にいくにもグラグラで、吐き気がするので行くのが困難なほど。いつもただひたすら横になり頭を動かさないようにして安静にし、嵐が過ぎ去るのを待つという感じです。
 今回は1時間足らずで回復してくれたので、胸をなでおろしました。
 が、耳鳴りも強くなりもとに戻ってしまったかなぁと、しまったという気分でしたが。

 その後なんと急浮上!
 いや~、嬉しい!ほんとうに!
  10日間中、合格日7日、快適日5日です。
 6日目には早くブロック注射していただかねば、後退してしまう~という焦りの気持ちになっていましたが、もちなおしたことが今回の大きな前進です。
 治療継続による底上げ効果が出てきたのかもしれないとも思います。
期せずして今後は少しずつ治療間隔があくことになるので、この底力が確実かどうかも確かめられそうです。

今後の更新は少し不定期になりますが、引き続き前進、後退、ともに書き続けていきます。



2016年5月20日金曜日

29回目〇 2016年5月13日

*予約いっぱいの中
今日も患者さんが待合に数名。昨秋と比べ明らかに患者さんが増えています。
F先生の治療には回数を重ねる治療が多いわけで、待ち時間ができるのもやむを得ません。

さて、前回はその前のように6日間連続とはいかず、4日間くらい良い状態だった一方、数年ぶりに8時間一気に深く眠れたことをF先生に報告しました。
「いかに交感神経がどれだけ(睡眠の)じゃまをしているかということですね」と言われ、自分ではそれほどストレスも感じていませんが、知らず知らず気が張ったままなのかもしれないと思いました。

先生は真剣な面持ちで「できるだけ核心をつくように、狙っていきます」と仰って、左右2%のブロック注射をして頂きました。
実際感触として結構深いところに入った感じがありました。
右は少し痛みがありましたが、左はほとんどなし。
左に関しては、注射したところに膨らみができたそうで(当然私には見えない)、もしかしたら薬液が筋層に入っているかもしれないとのことでした。その場合、効果が出ないのだとか。
しかし、いつもと違った感じもなかったので、そのまま様子見となりました。


*軽い酔いを感じる
注射直後、待合で会計を待っている時、治療開始以来初めて軽い酔っ払いの頭になりました。ふらつきはなかったので、駅までゆっくりと歩き、電車は座ることができたので休みながら帰ることができました。
 ということは、薬がいつも以上によく効いているということかもしれません。
先生は、左のブロックの失敗の可能性を気になさっていましたが、大丈夫な気がしました。


*前回よりベター
駅に着くころには耳鳴り軽減を感じることができました。
4~5時間のことでしたが、最近直後の耳鳴り軽減があまり顕著ではなかったので、気持ちよく嬉しかったです。
このまま続いてくれれば・・・と思ったのですが。

 金曜◎→×:ブロック直後の耳鳴りは小さくなり、電車内の喧騒に埋もれてほとんど
      わからない程度になった。ただ、深夜少し弱めだがやはりリバウンドが
      きた。弱めとはいっても明らかにうるさい。
      それでもまた前回同様睡魔に襲われ熟睡。7時間。
      とにかくしっかり眠れるから嬉しい。

 土曜△:朝からリバウンドの続きのよう。音が心なしかまた変化したようだ。
     さらに高くなった感じ。
 日曜△→◎:目覚めから強めになっていた。音質はもどっていた。
      午後の活動中はうるさいと感じるときもあったが、夕方から軽減し、    
      7割減くらいまで小さくなった。
 月曜◎:朝の耳鳴りが昨日より小さい。終日8割減くらい。
     このくらいだと、外の喧騒の中ではほとんど気にならないレベル。
     これが続けばいいのに・・・。
 火曜◎:昨日に引き続き7~8割減。いい状態が約3日続いている。
     ブロックはたぶん成功だと思う。夜になり少し強くなったが、6割減程度。
     また音が少し高くなったと感じる。
 水曜△:どうしたことか。朝からけっこう強い。いきなり状態悪化。
     やりすごせるが、期待しただけによけい強く感じてしまう。
     睡眠不足も関係しているかもしれない。
 木曜〇→△:良く寝たせいか、朝から弱めになった。半減程度だが昨日に比べれ
      ばわずらわしさはずっとまし。夜に少し増強。


*注射はよく効いた感触
 左のブロックはうまくいっていたようです。7割減の持続時間がのびました。
直後に軽い頭の酔いを感じたことも、薬の効きが強めに出たわけで、この効き目がさらに成績アップにつながってほしいところです。
リバウンドが顕著だと、そのあとの耳鳴り軽減も顕著なことが多いので、最近は不安感より期待感をもつことにしています。
なんとか、〇以上の状態が1週間に延びてほしいです。
      



2016年5月13日金曜日

28回目 2016年5月6日

2週間ぶり
 連休明けの診療所は予想以上の患者さんのラッシュで恐縮の中、治療をしていただきました。
 TFCCの治療後、手首くるぶしの痛みは順調に軽快してきていること、耳鳴りの減少状態が6日間持続したことを手短に報告しました。成績アップにF先生も「頑張ります」と仰って下さいました。
 左右2%のブロック注射。


*なかなか期待通りにはいかず・・・
 先週と同じかそれ以上いけばいいなと思いましたが、期待に反して後退の1週間でした。残念。
 ブロック後の耳鳴り減少があまり顕著でなく、数時間でリバウンド様の耳鳴り増強があり、数回前と似た状況。
 なんとか4日間、まぁまぁな日が続いたというところで、思うようにいかないものです。

 金曜△→×:注射後の耳鳴り軽減がそれほどでなく、時間も持続せず。
         3時間くらいで弱めだがリバウンド様の増強。しかたない。
 土曜×:いつもより耳鳴りが高い感じがする。ちょっと蝉の声に似た感じ。
      好転反応として音の質が変わってきているのか?
      でも、音量としてはわずらわしい。久しぶりに終日うるさかった。  
      連休前の1週間の快適さが遠くなる・・・悔しいな。
 日曜△:昨日よりいくぶんましになったが、まだ続いている。
      夕方以降になり、少し引っ込んだ感じ。物事に集中しているとあまりきにならないところまで
     戻った。
 月曜△→〇:とりあえずリバウンドが遠のいたようだ。半減程度。
         快適!とは言えないが、折り合ってはいける。少しほっとした。
 火曜〇:昨日とほぼ同じ。
 水曜〇:変化なし。
 木曜〇:それでもなんとか4日もった。夜になり少し小さくなったように感じる。 
      夜に小さく感じるのはありがたい。たいがい部屋の静けさで増強して聞こえることが多いから。

*良いことひとつ
 耳鳴りの成績は残念でしたが、睡眠にはものすごく効きました
 帰宅途中からブロックの効果で眠気がくるのですが、この日は夜の眠気が半端なく、家の用事もほうりだして寝てしまいました。
 1度も目覚めることなくなんと8時間
 疲労があったのかわかりませんが、不眠に悩まされていた頃には考えられない睡眠時間です。ぐ・・・・っすり寝ました。翌朝は頭すっきり、体も軽かったです。
 これだけでもありがたいです。
 耳鳴りは山あり谷ありとあきらめず、続けるのみです。


2016年5月9日月曜日

27回目◎ 2016年4月22日

*連休前の治療
 最近は以前にもましてF診療所は予約が早々と埋まり、F先生もスタッフのAさんも大変お忙しそうです。
 その合間に治療をお願いしています。よって先生との会話も必要最小限です。
 前回同様リバウンドについて聞かれ、以前より小さ目のリバウンドが丸1日程度、あとは4日連続でほぼ合格状態が続いたことを報告し、いつものようにブロック注射をして頂きました。


*6日間持続・・・一応新記録
 今回も注射直後の耳鳴り減少はあまり顕著でなく、すぐにリバウンド状態がきてしまいました。ただし以前のように「あぁ~、始まった」と憂鬱になるほど強くありません。しかも短めで、翌朝から収まる傾向でした。
 そして、初の6日間持続!やっと1週間に近づきました。まだ初めてですが、前半は耳鳴りをほとんど忘れて、後半は意識はするものの何かに集中していると忘れている状態。快適だし、嬉しかったです。
 次回が祝日で2週間後のため、14日間の経過です。メモ書きからおこしました。
 
治療当日×:直後の耳鳴りはスパッと小さくならず、2、3時間で強く感じ始める。
    リバウンドみたいだが、以前ほどきつくない。でもうるさいから×
翌日◎:朝からすでに耳鳴り小さ目。ありがたい。終日7~8割減なのでかなり楽。
    よかった、リバウンド弱め短めになってきたみたい。
2日後◎:昨日とほぼ同レベル。友人のコンサートに行ったが、終始耳鳴りが邪魔に
    ならなかった。強めのときはわずらわしくて集中して聴けなくなるからだいぶ
    違う。かなりいい感じ。
3日後〇:少しレベルが落ちる。6割くらいというところか。でもこの程度なら物事に
     集中すると気にならずにすむのだから、いいとしよう。
4日後〇:ほぼ同じ。
5日後〇:ほぼ同じ。
6日後〇→夜△:昼間は昨日同様調子よかったが、夕食後から少々うっとうしく
        なり始めた。
7日後△:通常なら治療の日になるが、なしでどうなるか。
     残念だが朝からけっこう鳴っていて、終日変わらず。
     週前半が気にせずいられる状態が続いたので、よけいわずらわしさを感じ
     てしまう。何をしていても気になる一日。あ~あ・・・。
8日後〇:復活?!半減程度だが昨日よりまし。
     せめてこのくらいで続けばいいのだけど。
9日後△:朝からけっこうしっかり鳴っている。昼間は少しましになったが、夜になり
     耳鳴り増強の感じ。
10日後〇→△:朝は昨日より小さ目。ほっとした。
        午前中TFCCの治療のみF診療所受診。
        午後の仕事の途中から耳鳴りが邪魔になり始めた。
11日後×:連休初日。さすがにもたなくなったか・・・。
      リバウンドレベルに近いくらいになってしまい、久しぶりに高音の蝉の鳴
      き声みたいになった。カフェでコーヒータイム中もわずらわしいのでホッと
      しない。
12日後△:睡眠時間は目覚めずしっかり7時間。
      去年の中途覚醒だったころには考えられなかった長さ。ブロック注射の
      おかげだ。しかし、耳鳴りは多少ましとはいえほとんど昨日の続き。
      常に気になる。
13日後△:変わらず。ついに3連休は耳鳴り後退のうちに終わってしまった。


*年末年始の2週間よりじわり進歩
 前回の2週間あきの時と比較して、持続時間が長くなったと感じましたし成績良好です。
 とにかく、非常に良好からまぁ良し、の状態で6日連続は初めてですから進歩です。
 耳鳴りは消失までいかなくても、気にすれば鳴ってるな、というレベルだと邪魔にならないので満足できます。それが連続すれば私としては完治レベルです。そこまで目指せるか、あるいは6割~くらいで波がありつつまぁまぁいい感じでいければ改善として納得するか、納得できるか・・・。
 しかし、まずは程度でもどんどん日数が延びることが次の目標です。
 そこから着地点が見えてくるように思います。
     
      

2016年5月6日金曜日

再びTFCCの治療 5月2日

*気をつけているつもりでも酷使しているらしい
 この半月ほど、また右手首を外側に曲げたり、カギをかけるなどの回旋動作でくるぶし周辺が痛み始めていました。
 仕事上、手を酷使してしまうということもありますが、それ以外にキャリースーツケースを引く時、持ち上げる時などでも手首に負担がかかっているようです。
 あやしいなと思って軟膏をぬっているうち、珍しくかゆみがでたのでやめ、じりじり痛くなってきたので久しぶりに鍼灸にも行きましたが、筋肉の緊張がましになっただけ。
 1回の注射で完治してしまう体験をしてしまった私は、もうやはりF先生にお願いするしかないと思いました。

 先生はおそらくTFCCでしょうと仰り、昨年秋同様手首への注射となりました。
 レントゲンを撮り、先生はそれを見ながら注射するポイントをマジックで手首にマーキングされ、狙い定めて針を入れると局所麻酔が行き渡るまでしばらく待ちます。
それから非常にゆっくりと深く刺していかれましたが、異物が入ってくる感じはあっても痛みはほとんどありません。
 2分くらいは経ったか、けっこう長く感じましたがそのあと、
 「プシュッとなる可能性があるなぁ・・・圧が高いと・・・」と先生。
 薬液が圧の高さで組織内に入らず外に出てきてしまうということなのかな?
 と、次の瞬間薬液がうまく入りはじめたようで、手首の奥に流れ込んでいくのがわかりました。
 「これで、大丈夫。・・・でもね、今休めるんでしょう?なるべくこういう動き(カギをかける捻りの動作)はやらないようにできますか」とのご指示。
 もちろん今週は極力手首の回旋は避けて過ごします。

*3日で7割減
 注射から3日、翌日から痛みは半減し、まだ消失はしていないものの、回旋動作をやってみるとほとんど痛くありません。でも、用心して極力やりませんが・・・。
 やはり即効で効いてきます。薬は2週間程度留まって効き続けるようですから、さらに痛みは減るだろうと思います。
 早く復帰できそうです。それが何よりありがたいです。


*幸運
 関節に打つ注射が難しい技術だろうということは、素人にも想像のつくことです。
そしてF先生の注射は今回もほとんど痛みがありません。薬剤(ステロイド)のことについても言うに及ばず、心配がいりません。
 でも、その技術に対する保険点数はあまりにも低いです。 
 技術に対する価値を無視した値段であり、申し訳ないレベルです。
 このへんのことについては、なぜそうなのかを先生ご自身が一番新しいサイトの記事の中でも述べておられます。

 保険制度の問題は政治的な要素が絡み、流れには逆らえないのでしょうが、このままいくと、できるかぎり手術を避けて腱鞘炎やTFCCを治したい患者は、西洋医学では治療ができなくなる(というかすでに鍼灸の方に流れている)のかもしれません。
 ですから、このような医師にとって理不尽な治療を引き受けて下さった先生には、ただただ感謝するしかありません。
 
 耳鳴りの治療ももちろん、このような治療を受けられること自体が非常に幸運です。
 治療が無駄にならぬよう、手首を傷めないように気をつけていくつもりです。


遅くなってしまったので、27回目の治療と経過は後日に致します。



2016年5月1日日曜日

上頚神経節ブロックの効果・・・耳鳴り治療半年を振り返る

*当ブログを訪れて下さるみなさまへ
 このブログをご覧下さっているみなさま、ありがとうございます。
 たぶん耳鳴りに大きな関心のある方々がほとんどではないかと推測しています。
 本来ブログなど得意でない私が、上頚神経節ブロックという一般的に知られていない耳鳴り治療の一例、参考となるべく、なんとか続けてきました。
 日々の忙しさでちゃんとお答えできないだろうと思い、コメント欄を設けておりませんが、経過を見守っていただければありがたく思います。

 さて、上頚神経節ブロック注射による耳鳴り治療も、こつこつ続けるうちに半年が過ぎました。
 耳鳴り治療を決断した時長期戦を予想しましたが、まさにその通りになりました。
 連休に入っていることもあり、治療タイミングが少しずれますので、ここまでどんな経過をたどってきたかを振り返ってみることにしました。
 30回近くになりましたが、行きつ戻りつしながらも、確実に改善してきていると感じます。

*現在の耳鳴りの高さ
 もともとの耳鳴りは、キーとシーが混ざった、ホワイトノイズに近い高めの音で、その感じは変わりませんが、より高めになり、薄まったような感じです。
 当然強さとの兼ね合いでわずらわしさは変わります。
 

*現在の耳鳴りの強さ
 耳鳴り自体は、就寝中以外はずっと鳴っているので、残念ながら未だ消失には至っていません。特に顎を動かすと頭の中で鳴る耳鳴りの塊(「私の耳鳴り」に記述。文中に8000Hzで50dbとありますが、この2年は35dbでした)は、時々少し小さくなるようですが、基本的にほとんど変わりません。
 しかし、表面の耳鳴りの強さはずいぶん変わりました。一定していませんが・・・。

 ・9割以上軽減:
   最高の状態!これまで、数回経験。
   消失といってもいいところですが、残りの1割は、もしかしたら町の喧騒に紛れ
   ているので耳鳴りが聞こえないのかもしれないと考えます。
   世の中の雑音がクリアで(変な表現ですが)嬉しくなる爽快さです。
 ・7~8割減
   かなり快適。気にせずいられる。現在週1~2くらいで体感。
   これが持続できたならば、完全に納得、十分快適な聞こえで生活できます。
   消失ではありませんが、私はこのレベルなら十分やっていけます。
 ・4~6割減
   半減程度。鳴っているのを常に自覚。現在週の半分程度がこの状態。
   何かに集中している時に忘れているレベル。
   このくらいなら仕方ない、折り合っていきましょうというレベル。
 ・3割減以下
   わずらわしい。何をしていても気になる。特にブロックの翌日、翌々日におこるリ
   バウンドは治療開始レベルに近い時もあってきつい。その後軽減することを信じ
   て儀式と思ってやりすごしてます。
   あとは疲労やストレス、睡眠不足で増強するようです。
   最近時間が短めで、強さの度合が減少傾向です。

 2、3割から消失に近いまでの振れ幅で、かなり差がありますが、13年続く耳鳴りが、ここまで変化したということは、あきらめレベルからすればすごいことです。
継続した成果を実感しています。
 他の治療法も併用すればもっと改善するのでは、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、当時自分なりにいろいろやってダメだったことで長らくあきらめた状態でした。この治療法との出会いは運としかいいようがありません。それゆえ最後のチャンスかもしれないと、これ一本で頑張ってみようと思ったわけです。

 どの程度で納得だ~と言えるかは、今後の経過ではっきりしてくるかと思いますが、まだ少し道のりがありそうです。
 数字で表してみても、あまりにも主観的で参考にならないかもしれませんが、私の中の治療過程でできてきた基準です。


*耳鳴りの改善日数(1週間内)の経過
 5割以上の改善日数は、
 治療1~6回目:ほとんどなし。
 治療7回目:初めて治療後すぐに音量減を体感。耳奥の耳鳴りも半減。
 治療9回目:注射後3日目に半減以上の軽減
 治療12回目:直後の音量がほとんど消失状態になる。ただし持続は2~3時間。
 治療16回目:半減以上軽減状態が2日持続し始める。
 治療19回目:9割減状態が2日持続。
 治療23回目:リバウンドの日が1日になり、軽減状態の日が3日から4日持続。

*リバウンド(好転反応=いったん耳鳴りが増強する)
 リバウンドらしきものは、治療7回目、初めて直後の音量減を体感したあたりからあったと思いますが、はっきり自覚したのは10回目あたりからでした。
23回目からリバウンドの時間が短くなり始めているようです。
 リバウンドの強い時は、治療前にもどったかと思うような感じですが、1日ないし2日で落ち着きます。このところそこまでいきません。ありがたや。

*副作用
 ・不整脈(心室性期外収縮):治療4回目の夜に1発。以後なし。
 ・ふらつき:治療後歩いていて一瞬グラッとした。すぐ治る。これまで2度くらい。
 ・首:治療直後数十秒、首が自由に動かせない感じがする。数分で戻る。数回。
 ・顎のしびれ:治療後数十分して消失。1回。
 
私は注射直後のふらつきがなく、よくF先生が心配して「ふらついたりしませんか?」と聞いて下さるのですが、注射後ベッドからすっと立ち上がってシャキッとしたまま診療所を出るので、先生は(薬に対して)強いなぁ、と思われるようです。
患者さんの中にはふらつきがしばらく出る方がいらっしゃるのかもしれませんが、私は1度、診療所を出てから大股で足を踏み出してグラッときた経験があるのみです。

*注射の痛みについて
 一度記事をアップしましたが、このことを書き忘れておりましたので加えます。
 つまり忘れるほど痛くない注射だということになります。
 全く無痛というわけではありません。しかし、かなり高い確率で無痛のことが多く、
 あっても、まぁ針が侵入するので少しは痛いこともあるだろう、と十分我慢できる程度のものです。
 注射がきらいな方にとっては恐怖があるかもしれませんが、F先生の注射はきわめて痛みが少ないです。
 

*耳鳴り以外の効果
 1)不眠
   治療開始当初の第一目的でした。治癒しています。
   10回目の夜に熟睡できたのを弾みに、年末年始にかけて顕著に睡眠時間が
   延び始め、きつかった中途覚醒の回数が0または1となり解消。
   睡眠薬を極力使わないようにしていましたが、必要がなくなったという感覚でし
   た。
   現在の睡眠時間は5時間半から6時間平均です。中途覚醒なしです。
   この2日間は連休に入ったせいか、7時間寝られるありがたさです。
   なお、睡眠薬については、神経が興奮状態でとにかく寝ないとまずいという時
   に、頓服として処方の半量服用することがありますが、頻度は月2~3回です。
   今も、ブロック注射のあとしばらくすると眠気がきたり、夜に熟睡するなど、
   睡眠に良い影響を与えてくれます。

 2)頭痛
   私は頭痛持ちではないのですが、たまたま緊張型頭痛のような状態だった時に
   治療を受けたところ、即効でフワ~っと頭の緊張が溶け、頭痛から解放されまし
   た。予期せぬ出来事だったので不思議な感覚だったのをいまだに覚えていま
   す。

 3)脳の活性化
   これを感じ始めたのは今年に入ってから。脳が元気!という感覚。
   疲れ知らずな感じでやる気が持続します。
   ちなみに賢くなるわけではありません。(笑)
   なんだかこの頃ずっと体調が底上げの感じなのはなんだろう?と思ううちに、こ
   の注射のおかげかもしれないと思ってF先生に尋ねたら、案の定脳に効くとのこ
   と。他に栄養ドリンクとかサプリメントなどは取っていないので、たぶん注射のお
   かげと思っています。
   しかしイケイケドンドンで調子に乗り過ぎ、結果的に体がへばるようなことに。
   反省しました。コントロ-ルが必要です。
   でも、アラ還(アラフィフ卒業ですw)突入の働く女性にとっては大変ありがたい
   「ついで効果」であり、実はこのことが耳鳴りの気になり度をカバーしてくれてい
   る可能性もあります。うまく生かして、アクティヴに活動したいものです。


 以上、現時点の耳鳴り状況と、このブロック注射で体験した他の効果をまとめてみました。書きたいことがつらつら浮かんできますが、また改めて書きたいと思います。


 

2016年4月21日木曜日

26回目 2016年4月15日

*いい波がくるのを期待して
 25回の治療が過ぎました。
「まぁ、週1回の治療でどれだけ治っていけるものかということのチャレンジなんですけれどもね」と先生。そう、私にとってもチャレンジです。
 前回は少し成績もちなおし、月、火、水と軽減日が続き、水曜がかなり小さかったので、先生は、体調が整えばたぶんいい波がくると思いますよ、と仰って下さいました。
 最近、また先生のブロック注射の技術はさらに向上されているのだそうです。より確実性が増し、効果が出る可能性も高くなってきているとのお話。
最近突発性難聴の方や、耳鳴りの方が以前より増えているそうで、そのために、技術が必然的に上がらざるを得ないとか。
 前回の直後の耳鳴り軽減も顕著でしたから、その恩恵でしょう。
 また、少しでも前進したいところです。
 左右2%のブロック注射でした。


*直後の反応が鈍い時は、リバウンドが軽め
 今回は直後の耳鳴り軽減が思ったほどではなかったのですが、夜にほぼ必ず始まるリバウンドの強さがいつもほど強くありませんでした。
 翌日もリバウンドの続きのようでしたが、前回ほど強くありません。
 前にもそんなことがあったので、直後の耳鳴り軽減が顕著でないときは、反動も弱めになるという実感があります。もちろんなぜだかはわかりません。

 金曜△→〇:直後の耳鳴り減少は半減程度。リバウンドも割と早くきた。
 土曜×→△:朝から夕方まで昨日の続きの大きさだったが、きついなぁ~と思う
    度合が前回より少なかった。夜になり少し小さくなる。
 月曜〇:朝はけっこう強く感じ、後退したかと思って我慢しながら出勤したが、
    昼になると小さくなり、終日仕事に差し支えなかった。
 火曜〇:7割以上減にはならないが、昨日とほとんどかわりなかった。
 水曜〇:鳴ってるなぁとは思うが、集中を大きく妨げることはない。ただ、全く気にな
    らないというレベルではない。
 木曜〇→△:午前中は同じ状態だったが、午後3時ごろだったか、仕事中に急に
    耳鳴りが強くなり、しばらく続いたので不安というか、少々きつかった。
    ところが夕方になり自然にもとのレベルに戻ってくれた。
 
 結局まあまあな日が合計5日、ほぼ4日連続で、去年からのことを思えばけっこう進歩していると思います。
 リバウンドが弱く、持続時間も短めだったので、これで軽減状態が向上し、5日持続するところにいくと、また一歩前進です。 



2016年4月15日金曜日

25回目 2016年4月8日

帰宅の途中で知った熊本の大地震。知り合いもおりますので心配です。まだまだ余震も続くようで、甚大な被害に胸が詰まります。
遠くから見守るばかりですが、まずは心よりお見舞いを申し上げます。

*気長に
 前回◎の日が出ず、良くもなくひどく悪くもなくの成績報告に、F先生も「あぁ、そう~・・・」と少々がっかり気味のお声。それでも「まぁ、こればかりは気長にいきましょうとしか言いようがないんですけどね」と励ましのお言葉でした。申し訳ない気分ながら、正直なところなので仕方なく・・・。
 左右2%のブロック注射。

*リバウンドもあるが、快適日もあり
 先週よりは成績良し。やはり、耳鳴り7~8割減まで小さくなると耳鳴りのことを忘れられます。

 金曜△→◎:夕方のブロック直後の耳鳴り減少が8割減以上で、前回と違いしっか
      り効果を感じることができた。しかも就寝時まで持続。
 土曜〇→×:朝はまだ効果が続いていると思うくらい耳鳴り小さ目。
      朝が小さく感じるのは久しぶりで気分が良かった。
      昼間も5割減くらいのところだったが、夜から大きく鳴り始めた。
      今頃リバウンド開始?
 日曜×:起床時からうるさく、昨日の夜のリバウンドより強かった。
     夕方までその状態が続いたが、夜になると朝よりましになる。
 月曜〇:朝の耳鳴りが小さくなっていてほっとした。リバウンド通過?
     終日5割減の感じ。昨日よりずっと楽。夜になり少し増強。
 火曜〇:昨日とほぼ同じ経過。朝弱め、昼5割減くらいで夜少し強くなるパターン。
 水曜◎:昨日よりさらに小さくなってくれた!7割減くらい。
     耳鳴りはあるものの気にせずにいられる。嬉しい。
 木曜△:昨日にくらべうるささを強く感じる。しょうがないなと思いながら仕事。
     疲れが出る曜日。よけい強く感じるのかもしれない。


*リバウンドらしきものはまる1日?
 今回はブロック注射後の耳鳴り軽減が顕著で、しかも深夜、そして翌朝まで続いてくれたのが少し進歩です。昼間もスカッと忘れるところまではいかないものの、半減程度なら憂鬱度合もかなりましでした。
  リバウンドのときは、うってかわって頭の中を耳鳴りが占拠する感じになるので、だいぶ感覚に差があり、わずらわしくて仕方ありません。しかし、それがまる1日ですんでくれました。この頃は、リバウンドをそのあと浮上するための儀式みたいなものだと思って過ごしています。実際今回はそのあと小さくなり水曜に快適日がきたので、持続感を感じました。さすがに木曜まではもたなかったというところでしょうか。
  これが木曜までもって、リバウンドの強さが浅くなってくれれば、全体的にかなり好転だと思います。行きつ戻りつしながら、漸進、前進です。
 


2016年4月7日木曜日

24回目 2016年4月1日

*仕事前のブロック注射
 月に1度、仕事の都合で昼のブロック注射になります。
 前回、リバウンドが1日ほどで、あと2日半減以上の状態が続いたのがよかったとF先生にお伝えすると、「それは良かった、(リバウンドが)1日で過ぎれば」と言って下さいました。
 耳鳴りの患者さんが少しずつ増えるにつれ、耳鳴りの治療がそう簡単ではないことを先生は実感されているようです。
 「耳鳴りになる人の日常生活習慣はちょっと違うのかもしれません。骨格(背骨)の弱さもあるようです」と話しておられました。くわしいことはわかりませんが、耳鳴りになりやすい人の傾向みたいなものが見え始めていらっしゃるのだろうか?と想像しました。
 いずれにしろ、懸命に改善のためのより効果的な治療方法を模索していらっしゃるのだろうと思います。
 左右2%のブロック注射でした。


*残念ながら快適日はなし
 やはり、新年度の仕事始まりで緊張感が高いせいか、◎だ!と言える日がありませんでした。特別ストレスが溜まって心身疲労というほどではなかったのですが、テンションの高い状態が続いていたので、そのせいもあるかもしれません。
 ただ、リバウンドは比較的短く、好成績ではなかったものの、悪化する日もなかったという感じです。

 金曜〇→×:ブロック直後の耳鳴り減少がいつもほどではなかった。5割減程度。
      深夜になりリバウンドらしきものがくる。
 土曜×→△:起床時はリバウンドの続きのようで、けっこうるさかった。
      しかし午後から減少気味。
 日曜〇:リバウンド後退。日中半減状態で楽になる。
 月曜〇:昨日の半減状態が続く。8割以上減の時ほど気にならないところまではい
     かなかった。
 火曜△:起き抜け、けっこううるさい。朝がうるさいとだいたい終日うるさいことが
     多い。この日も夕方まで高めでキーキーいう感じだった。
 水曜〇:昨日より小さめ。8割以上減とはいえないが、半減程度。まぁまぁ楽に
     すごせる。
 木曜〇→△:朝から夜までは昨日同様だったが、深夜になりうるさくなる。
      昼間仕事中に1度急に耳鳴り増強。一瞬あせったがしばらくして収まった。


*いい方向に向かって
 振り返ると、好成績とはいえませんが、耳鳴り増強で参ったという日が1日程度だったので、全体的には悪くなかったかもしれません。
 8~9割減だと本当に気にならないレベルで爽快ですが、それがない分すっきりとはしませんが、たまらないという感じではないので、よしとすべきでしょう。
 前回◎の日が二日続き、そのまま続いてくれれば、と思ったのに続いてくれなかったのを少々嘆き気味に話すと、F先生は「まぁ、波がありながらでも、ちょっとずついい方向に向かうはずです」と励まして下さいました。
 焦らず、気長に改善を信じましょうと言うことだと思います。



2016年3月31日木曜日

23回目〇 2016年3月25日

*リバウンドが共通している?
 F先生に前回からの経過を聞かれ、2日後の日、月と耳鳴りがけっこう強くなったのでかなり焦り、その後小さくなってほっとしたと申し上げたら、それはやはりリバウンドだとのこと。
 他の耳鳴り治療をされている患者さんも、2、3日後にリバウンドが来るらしいです。耳鳴りの強さに波があることが共通しているようです。
 リバウンドを良い方向へ変化していく好転反応ととらえて、そのあとの軽減を信じるしかありません。

*左右2%の上頚神経節ブロック注射・・・感触変わらず
 3月も終わりです。このブロック注射にすっかりなじんでしまいました。
 ここまで回数を重ねてきましたが、改めてこの注射による副作用のようなものは、昨年以来全くありません。回数が増えればリスクも上がると思われますが、何も変わりません。
 先生が注射の安全性を徹底されておられることを改めて実感しています。
 人によっては、直後に薬がよく効いて、軽いふらつきの出る方もいらっしゃるようですが、私は相変わらずふらつかず、稀に一瞬首がうまく回らない感じがあったりしますが、数分でなくなります。動悸もありません。
 注射も痛みは時にわずかにある程度。今回は右が何も感じないというレベルでした。
 先生は常に注射の深さを考えながら、効果的なポイントを狙って打って下さっているようです。


*リバウンドの時間が短めに
 2日間気にならない快適日が出ました。見返してみると、合格の日が2日が3日、そして4日と少しずつ増えてきています。

 金曜△→◎:朝からうるさく感じていたが、ブロック注射後8割減くらい。
       いつもに比べ軽減が少なめだったが深夜まで継続。
       リバウンドらしきものがきたがあまり強く感じなかった。眠気もあまりなし。
 土曜×:やはりリバウンドのよう。終日うるさかった。耳鳴り消失状態と全然違う。
 日曜◎:朝起き抜けの耳鳴りが小さい。
     朝小さいと1日いい成績になることが多い。
     前回よりリバウンド状態が早く終わった感あり。半減状態。
 月曜◎:今日も朝の耳鳴りが小さい。昨日よりさらに軽減。終日7割減くらい。
     ほとんど気にならない。気分爽快。いい傾向。
     明日明後日と続けばかなり進歩だが・・・。
 火曜〇→△:午前中は悪くなかったが、夕方から夜にかけてうるさくなり始めた。
      う~ん、なかなか思ったように続かない。
 水曜〇→△:やはり午後から芳しくない。2日同じ状態。
 木曜△:起き抜けからけっこううるさい。夜になり入浴後、少し小さくなる。

 今回はリバウンド状態の日が2日でなく1日で済んだのが大きかったです。
 例によって、今週も脳の元気を感じ、火曜日は非常にアクティブでしたが、翌水曜は体の疲れが少し出ました。でも頭のシャキッと感はやはり気持ちのよいものです。
 注射のおかげだと思います。もちろん、睡眠不足には気を付け、頑張り過ぎに注意しつつ、耳鳴り増強の日はとにかく我慢です。
 ちなみに、「私の耳鳴り」で書いた耳奥の耳鳴りの塊については、残念ながらほとんど変化なしです。顎を動かして確かめないようにしています。
 さて、来週から新年度の始まりです。ストレスもかかると思いますが、耳鳴り改善を信じて乗り越えていくつもりです。 
 
 

2016年3月25日金曜日

22回目 2016年3月18日

*いつも通り
 前回からの経過は、耳鳴り合格日が3日だったこと。リバウンドはやはりあるので、
その戻りが減っていくことが完治になるんですけどね、と先生。
 とにかく、継続でいつも通り、左右2%のブロック注射でした。
 
*疲れ気味
 勤務先の建物移転で引っ越し作業があり肉体労働。注射効果による脳元気で頑張ってしまったための肉体疲労もあいまって、半年ぶりくらいで思わずマッサージに行ってしまいました。焼石に水でも一瞬ほぐれて気持ちよくなれました。
 肉体疲労で耳鳴りの改善も芳しくないのかわかりませんが、今週も先週とほぼ似たような状況です。
 ここは我慢だなぁと思っています。
 かつて、先生は1年越しで耳鳴りを完治させた経験がおありだそうですが、なんといってもそれだけ継続する根気が患者にも必要です。これだけ治療を継続していると、人によっては面倒になったり、諦めたりする場合もあるかもしれないと思いますが、私は消失でなくとも、納得の改善がくるところを目指すつもりです。
 
 金曜〇→◎:ブロック注射後は9割減。ただし深夜に軽いリバウンドが来た。
 土曜〇:朝はリバウンドの続きのようだったが、日中から半減程度になった。
 日曜×:終日うるさく参った。リバウンドの時の強さが持続したみたいになり、しばら
      く前には全体の耳鳴り状態が軽めになりつつ感じていたのに、どうして?と
      不安になってしまった。
 月曜×:昨日と同じ状態が続く。このまま続いたらどうしよう、とさらに不安。
 火曜〇:朝の耳鳴りが昨日より小さい!終日半減状態。とにかく安堵!
 水曜〇:昨日とほぼ同じ。助かった・・・の気分。
 木曜△:朝は少し戻った感じでうるさかった。その後昼間は喧騒に紛れそれほどき
      にならなかったが、夜になり、うるさく感じる。

 7日間では結局4日間ほぼ合格の感じです。しかし耳鳴りが増強した時には、このまま続いたら頑張って続けているのにどうしようという気分になり、一方では、ここ数週間の不摂生のツケがまだ戻ってないのかもしれないと思いました。
 ブロック注射の効果以上に仕事のストレスで悪くしている部分もあるかもしれません。無自覚に溜めてしまうストレスもあるでしょうから、こればかりは仕方ないかな、というのが正直なところです。
 
 帰宅が遅く、書くのも遅くなりました。もう寝なければ・・・。


 

2016年3月17日木曜日

21回目 2016年3月11日

東日本大震災から5年、犠牲者のご冥福を心よりお祈り致します。合掌。

*脳に効く
 前回の経過について、先生はリバウンドの有無を気にしておいでのようでしたが、ひどくはないものの、いつも通りのリバウンドがきたことをご報告しました。
 そして、前回の反省との関連で、先生にこのブロック注射は脳に効きますか?と質問したところ、「効きます」とのこと。
 やっぱり・・・。
 私「う~ん、反省の材料がそこからきているかもしれません」
 F先生「反省の材料?」
 私「ええ、脳が元気なんです」
 F先生「あぁ、かなり元気になります・・・(元気なせいで)ちょっと無理しますよね」
 私「そう、それがいけなかったんです」
 F先生「あ!たしかに、それはいけないことになるかもしれない、その元気なせいで
     負担がかかっちゃうことはあります。逆に・・・」
 私「えぇ、睡眠不足でも頑張れちゃうという・・・ですから・・・すみません、(不摂生が
   耳鳴り成績不良の一原因の可能性もあるので)反省してます」
 これに対して、先生「そうか、それ、私も今いい勉強になりました。そのパターンがあったなと・・・」
 ・・・寛容に受け止めて下さいました。
 本当に睡眠時間&リズムを立て直さなければ・・・。
 左右とも2%のブロック注射。

*リバウンドは軽いが、耳鳴り減少も芳しくなく、体調下降気味
 ブロック注射を毎週欠かさず、継続することを意識し続けているので、当然インフルエンザや風邪など体調不良にならないよう気をつけて過ごしてきました。
 なんとか回避しながら来ていますが、年度末でもあり少々疲れが出ているようです。今週はまずは睡眠不足の解消に努めています。
 しかし全体的に今回も停滞です。

 金曜◎:注射後の耳鳴りは9割減。ほとんど消失、気持ち良い。
     深夜に少しリバウンド。夜更かし厳禁、寝る。
 土曜×:朝から軽めのリバウンドの感じ。だがけっこううるさい。終日変わらず。
 日曜△:昨日より軽くなったが合格ラインの小ささではない。3割減程度。
 月曜〇:さらに少し軽く小さくなる。4~5割減程度。ほっとした。
     ところが久しぶりに胃腸の不調。お腹が緩むのと、胃の不快感。 
     吐き気恐怖症なので胃腸薬と整腸剤を服用した。
 火曜〇:昨日とほぼ同じ。胃腸は改善傾向。服薬は続ける。
 水曜×:朝から疲労感を感じる。耳鳴りも昨日より強い。体調ともに悪化。
     活動する意欲なし。休暇期間に入っているため、終日自宅静養。
 木曜〇:良く寝た。耳鳴り半減程度でわずらわしさがかなり軽かった。
     よかった、1日でもそういう日が出て安堵した。疲労感回復。


*3歩進んで2歩下がる
 この時期はストレスの少ない時期ですが、脳の元気をいいことにイケイケドンドンのツケがまわってしまったようで、今週はなんだか疲れが出てしまいました。
耳鳴りも強く感じます。それでいながら頭はハッキリ、体は疲労気味。ギクシャクしています。 
 しかしながら、脳が元気なのはとてもありがたい感覚で、続いてほしいと思います。
 先生は頭も良くなりますよ(ホントなの?!)と仰っておられましたが、まぁ、良くなってはいない(笑)と思うものの、集中力が上がり持続力も増加しているという実感があります。これは大きいです。
 脳が元気だと、モチベーションも上がりますし、活力のあるうちにやりたいことをしなければと思うので、セーブするという発想がなくなり頑張り過ぎてしまいます。
要は、(脳が)元気だからといってへばるまで頑張りすぎないこと、このへんでやめておこう、という自制心が必要な気がしており、疲れず快適な状態をキープすることを意識すれば、脳の元気さでむしろライフワークの質も上がると思います。
 耳鳴りを治療しているのですが、脳の活性化とは思いもよらない効果です。
 とはいえ、19回目(耳鳴り9割減2日連続)を超えるところに早くいきたいものです。
 

2016年3月10日木曜日

20回目 2016年3月4日

*お昼のブロック注射
 今回はまた、仕事の関係上お昼に行きました。
耳鳴り9割減が2日連続したことについて、F先生もいい傾向ですね、やっといい感じになってきた・・・と言って下さいました。どれだけ忍耐の中でやって下さっているかわからないので、やっとという表現に心の中で恐縮してしまいました。
 前回はリバウンドが弱いものでしたが、このリバウンドをどうするかが先生にとっての目下の関心事のようで、原因はいくつか考えられるものの、やはりストレスの影響は大きいようです。
 今回も、体のバイオリズムの話に触れ、波が良くなったり悪くなったりするわけですが、悪い時に注射のリバウンドが重なったりすると、症状が悪化したと感じたりするとのこと。ストレスなしに生活できないことを承知しつつも、できるだけ波の凹み、つまりはストレスを少なくできるといい方向にいくんですけどね・・・と、気を付けて下さいねという意味だと思いました。
 左右ともに2%のブロック注射。


*成績いま一つ・・・準合格状態で週4日
 前回いけそうだ!と喜んだのもつかの間、今週は一転成績不良です。

 金曜:◎ブロック注射後の耳鳴りは半減以上軽減したが8時間程度。
     深夜からリバウンドがくる。
 土曜:×朝からリバウンドの続きの感じ。うるさい一日。
 日曜:〇やっと軽くなっていた。聴くことに集中する1日だったのに、耳鳴りのわずら
     わしさが少なかったので、4割減くらい。
 月曜:〇勤務先の建物移転で、引っ越し準備作業。まさに肉体労働の半日。
     昨日と同じ程度。
 火曜:×実はこのところ睡眠不足続き。ついに朝から耳鳴り増強。
     昨日の疲れが溜まっていた。いつもより早く寝る。
 水曜:△8時間ほど寝た。そのせいか、耳鳴りも少し小さくなる。
     夜になりさらに少し小さくなったので、少し安堵。
 木曜:〇朝から耳鳴り小さ目。終日4割減くらい。


*反省・・・脳が元気で睡眠不足でも頑張れてしまう
 先生に報告するのが申し訳ない気分です。
 それというのも、ストレスにつながるようなことをやってしまっていたからです。
 言い訳になってしまいますが、このブロック注射のおかげか、ここ1~2か月脳がなんだかシャキッとして元気です。体調を底上げしてくれているような感覚がずっとあります。
 しかし、脳が元気なのをよいことに、昼間はよりアクティヴになり、夜更かしが増え、睡眠不足(不眠症ではありません)が続き、にも拘らずまた昼間気力で頑張れてしまうという状態でした。そして睡眠不足が知らず知らず蓄積、耳鳴りの成績に跳ね返った可能性大に感じます。
 しかも、前回バイオリズムの話を聞き、パソコンで調べてみたところ、自分の身体のバイオリズムがこの1週間谷底!
 これらがすべての原因かどうかはもちろんわからないわけですが、ブロック注射のおかげで少しずつ耳鳴り減少の時間が増えてきたというのに、まずいです。反省です。自分でできる耳鳴り悪化要因を避けることは続けなければ・・・。
 すでに修正中、気を引き締めないといけません。


2016年3月3日木曜日

19回目◎ 2016年2月26日

*リバウンドありつつも改善状態が蓄積傾向?
 前回の変化は、耳鳴り軽減日が2日と半日に延びたこと。
ただ、一旦谷(リバウンド)が来て、そのあと軽くなるというパターンが続いているので、先生も「完全にリバウンドですね」と仰り、他の方にもリバウンドがくるようなので、共通した経過ととらえておいでのようでした。
 また今回の注射の日は朝から合格ラインの軽さになっていたので、先生は「蓄積してきたかもしれないなぁ」と仰り、まだ週を通して軽減までは至っていませんが、そうかもしれないとちょっと嬉しい気分でした。
 今回も左右ともに2%変わらずです。


*耳鳴り90%減が2日連続、軽減日は合計3日
 前回はわずかしかもたなかった注射後すぐの耳鳴り軽減が、9割減の状態で就寝時までキープ!たぶん初めてです。
 そして、翌日はすこ~し戻ったものの7~8割減くらいで終日キープ。
私としては、治療日の朝から耳鳴りが小さく、合格レベルでの注射だったので、耳鳴り大幅軽減日が2日間持続したという感覚です。
 2日間連続は明らかに前進!たった2日といえど、成果が出たと断言できます。
 ただ、翌日の朝からいつものリバウンドレベルの強さに戻ってしまいました。
 これが、リバウンドなのかどうかはわかりません。
 
 金曜:◎(朝から〇→注射後ずっと9割減)
 土曜:◎終日7~8割減
 日曜:×終日(リバウンド?)
 月曜:△前日より小さくなったが3割減くらい
 火曜:△同じ
 水曜:〇前日よりやや軽減4割減〇
 木曜:朝×(戻ってしまった感じ)→△(午後から少しましになる)

 ◎:まったく気にせず生活できる、非常に満足な状態のレベル。
   この状態が続いたなら望外の喜び。
 〇:半減以上軽減とは言えないけれど、あまり気にせず過ごせるというレベル。
   この状態が続くのでもほぼ納得の状態。
 △:2~3割減程度。気になるし、わずらわしい時もあるが仕方ないなとやり過ごす
   レベル。素直に納得とはいいづらい感覚。
 ×:うるさい。気になる。高めのシー+キーが頭の中でいすわっている。
   リバウンドが強い時、短時間だが治療開始前より強いレベルの時もある。
 
 自分で感覚を確かめるために書いてみました。
 ◎のときは、戸外の雑音すらクリアで気持ちよく聞こえる爽快感ですから、×とはだいぶ落差があります。


*ストレスと酷使
 先生曰く「ストレスはやはり耳鳴りを悪化させますね、全体的に・・・」とのこと。たぶん他の患者さんもご覧になっていて全体的に、ということなんだろうと推測。
 確かに、ストレスが強いと耳鳴りが強くなるのみならず、短時間ながらキーンという強い耳鳴りが起こったりしますから、避けがたいことながら、ストレスをなるべく溜めないようにしたいものです。
 それと耳の酷使。音に関係する仕事をしていることもあり、自分で悪くしているんだろうなぁと思います。
 しかし、やめるわけにはいきません。
 そういう状況でも少しずつ成果が出てきているので、継続治療の有効性を身をもって感じますし、ありがたいと思っています。
 今はまだ展開部の感じですが、近いうちに必ず良い終結部が見えてくると思います。


*何十万回注射しても恐れを忘れず
 久しぶりに先生が注射について、ストレスの話から「私も注射するときは精神集中するので、ストレスですね、それなりに」と仰いました。
やはり脳に近いところに打つので怖いんです・・・と。
私が「何十万回打ってもですか?」と言うと、「そうです、何十万回打っても怖いです」と仰り、その怖さを忘れたら危ない、と仰います。
 「絶対油断せずに、奢らずに、大丈夫だなんて絶対思わずに常に慎重にやっています」と穏やかな口調ながら厳しさも感じる言葉を久しぶりにお聞きしました。

 日々全て!それぞれ症状や条件の違う患者さんに打つどんな注射にも、リスクを背負って言葉の通り精神集中・・・。
 そのような治療の連続の中で、先生の精神状態、精神力がどれほどのものなのかは想像を絶するもので、私などに理解できるものではありません。
ただ、熟練しておられるとはいえ、日々のお疲れが半端ないものであるだろうことは想像できます。
 そう思ったら、いわば「ないものねだり」の耳鳴り治療の1回1回を、真剣勝負で継続して下さっていることに改めて深く感謝するとともに、私も身の引き締まる思いがしました。



 

2016年2月26日金曜日

18回目〇 2016年2月19日

*昼間のブロック注射
 いつもは夕方に治療を受けているのですが、今回は仕事の都合上夕方に間に合わないので午前の終わり近くになりました。
 プラスマイナスゼロの感じでしたと先生に報告後、左右2%のブロック注射でした。午前も予約が一杯のようで先生もお忙しそうでしたが、これから仕事ですと言うと、ちょっと眠くなっちゃいますねと仰り、気を付けていらして下さいと気遣って下さいました。
 実際ブロックでくる眠気は心地よく、半端ないときもあるので、眠くなるのを叩き起こせるか・・・、初めてです。


*注射後の反応がきっちりずれて出る
 思った通り、ほどなく眠くなりましたが、昼食の時間をゆったりめにとっておいたので、仕事の時には眠気は払拭できていました。
 が、ブロック後の耳鳴り半減は短く2時間程度しかもちませんでした。
仕事開始時にいつも程度にもどり、仕事終了近くに早くもリバウンドらしき耳鳴り増強が始まりました。それもいつも以上に強い感じです。いつも夕方にブロックをして、夜になってリバウンドするのがきちんと?ずれて出た格好。
 ゆえに夜になってむしろリバウンドが収まってきたのか、うるささがましになりましたが、今回はなぜか両耳の耳鳴りです。右もわずかにあったりするのですが、この時は左:右=10:7というような感じでした。嬉しくない珍しい現象。
 翌日は潮がひいてくれるんだろうか?と思いながら就寝。
 注射のおかげか耳鳴りがうるさくても眠れるのです。


*合格日が2日間と半日継続
 前半は少しメモを取っておいたので、それをピックアップしておきます。
20日(土)×→◎
 相変わらず朝からけっこううるさい。右の耳鳴りはひいた。ほっとしたが、左はリバウンドした時ほどではないが、半減には程遠い。
 ところが、昼から収まってきた。4割減くらいの感じになる。楽になった。
 合格レベル、これならOK。深夜になり少しうるさくなったが、朝夕はある程度仕方ないか・・・。

21日(日)◎
 昨日に比べ、朝の耳鳴りは小さめ。朝が小さいとその日はいい感じになる。
 終日4割減、合格。、悪くない。このまま明日も続いてくれればいい調子。

22日(月)〇→△(夜)
 昨日と同じ状態が日中続いた。夜からもどってきた。
 準合格レベルだが2日半続いたのは少し前進。

23日(火)△:昨日よりうるさい。戻ったなと感じる。
24日(水)△:昨日と同じ。夜の耳鳴りがまた両耳になる。右弱めだが鳴っている。
25日(木)〇→△(夜)
 朝の耳鳴りが小さ目。先週も木曜が意外によかった。やっぱり両耳鳴っている。
 日曜よりは強めだが昨日一昨日より軽い。深夜少し強めで気になる。

 ごくわずかずつではありますが、耳鳴りの気になる度合が減少傾向です。
 リバウンドの時はきついな~と思うのですが、気が狂うというレベルではないので耐えられます。耐える時間が短くなるといいのですが、そのあと軽快することが多くなり、あまり不安ではなくなりました。
 また合格日が延びますように・・・。




2016年2月18日木曜日

17回目 2016年2月12日

*一旦リバウンドする
  まずは、前回耳鳴りをほぼ気にしないで過ごせる合格日が初めて2日間続いたことを先生にご報告。ブロック後の効果のあと、一旦耳鳴りが強くなるのはやはりリバウンドの可能性がありますねと先生。薬が切れたときに一度戻りの山が来るようです。他の耳鳴り治療の方々も前回同様成果が少しずつ上がってきているそうで、喜ばしいことですが、リバウンドは私だけに限らずある方がいらっしゃるようです。

今回も左右それぞれ2%のブロック注射。

*一進一退
 今週はけっこう落差のある経過でした。
 結果的にプラマイゼロ。わずらわしさが続いた分、少し後退気味です。
 ブロック注射後、ほどなくして1月7日以来の耳鳴りほぼ消失状態、3~4時間くらいもったでしょうか。いい感じだと思いながら、そのうちまた半減状態の耳鳴りがもどり、深夜から強くなってきましたが夜は良い眠りが得られました。
翌日もリバウンドをほとんど感じることなく、半減くらいの感じで合格の一日だったので、成績が少しずつ伸びてきたかな?と喜んだのですが・・・。
 月火水と、リバウンドした時と同じ程度の耳鳴りが戻ってきてしまい、どうしたんだろう?という感じでした。少しずつ前進しているという実感が続いていたのですが、今週はなんだかそれを覆すような強さです。
 今週は寒暖の差がかなりあったので、急に寒くなったりしたことなども関係するのかわかりませんが、思わずそんなことを考えてしまいました。
 ところが今日木曜、朝から耳鳴りが小さく夕方までは4割減の感じ。
深夜になり少しうるさく感じますが、とりあえずいい方に戻ってきたので、安堵しました。ブロック注射の前日はだいたい耳鳴りが戻ってくるのですが、こういうこともあるんだなぁと、とにかく小さくなってくれればOKです。
 結果的に合格日は合計2日で前回を維持できました。次の目標は気にならない日が3日になることです。

3歩進んで2歩下がる、3歩進んで4ぽ下がる、などという時もありながら、続けていくうちに前に少しずつ進むようなことを以前、先生が仰っていたのを思い出しました。
 ま、踊り場にいるのかもしれません。継続あるのみ、です。

 金曜治療後◎(9割減)、土◎、日〇、月、×、火×、水×、木◎






2016年2月11日木曜日

16回目〇 2016年2月5日

*左右それぞれ2%を継続
 前回の経過がほぼ同じだったことを報告後、今回も両側とも2%のブロック注射でした。当分この状態が続きそうです。(耳鳴り治療の方は皆このパターンらしい)
 注射時の痛みは、いつも僅かかほとんどないかという状態ですが、前回から針はさらに細いものになっています。
 細いほど組織を傷つける確率が減り、先生にとっても安全に打つことができるそうで、つまりは患者にとって安全性がさらに高くなるというわけです。
 前回針をちょっと見せて頂きましたが、鍼灸の針に匹敵する細さでした。先生曰く鍼灸の針より細いのだそうです。右はわずかにチクッとしましたが、左は無痛でした。
 ちなみに、注射直後にふらつきがないか先生は毎回気にかけて下さいますが、私の場合はほとんどありません。これまでにごく軽いのが1回、直後首の自由が効かない感じが2~3回(数分で消失)あっただけです。

*なお、昨年の「耳鳴り治療の一例として」の投稿にもリンクしてありますが、この上頚神経節ブロック注射についてお知りになりたい方は、こちら をどうぞ。


*少し前進
 ブロック後の耳鳴り半減はほぼ固定したようです。
 でも今回は時間がもたず4時間くらいで例のリバウンドが来ました。
 あぁ~とがっかりで、明日もこれが続くのかな~と思いつつも眠ることは問題なく、しかも翌朝の耳鳴りがいつもより小さくなっていて終日半減状態。
これはいい!で、翌日も似たような状態で過ごせたので、初めて土日2日間連続合格状態です。
 と喜んでいたのですが、今日木曜はなぜか朝からリバウンドのレベルに近いくらい戻ってしまいました。う~なぜ~?寒さと関係があるのか?耳を酷使しているからか?まだまだ凸凹です。
 
 金曜治療後◎→深夜× 土◎ 日〇 月△ 火△ 水△ 木×

*体調と耳鳴りの感じ方
 しかしながら、どうにもわずらわしい、きついと感じる日が減ってきました。
 体調と関連もあるようです。なんだかこのところ活力があります。ブロック注射が睡眠だけでなく、体調全般のリズムまで整えてくれているような気がします。
あくまで私の感覚ですが・・・。
 自分で気をつける以上に、底支えをしてくれているというところでしょうか。
 それで調子がいいとつい無理をしたり、不摂生をしがちなので要注意です。

 耳奥の耳鳴りの塊は、残念ながら顎を強く動かすとしっかり頭中に響き渡ります。なるべく寝た子をおこさないように気を付けています。ブロック直後の耳鳴り半減時には、この塊音も何割かは小さくなるので、改善の余地はあると思いますが、相当気の長い話になりそうなので、欲張らないことにしています。

 また細やかに改善、これが続くのみならず、3日、4日と増え、戻らなくなるところまでいきたいものです。





2016年2月4日木曜日

15回目 2016年1月29日

*今回は左右とも2%のブロック注射
 前回治療後の経過を先生に報告後、いつものブロック注射でした。
 注射直後の耳鳴り軽減時間が7時間に延びたことと、1か月ぶりに耳鳴りを気にせず過ごせる合格日が1日あったことをF先生も評価していらっしゃいました。
 今回は右も2%で、どういう効果があるか様子を見てみることになりました。
私の耳鳴りは左に集中していますが、右からも左の聴覚野に神経がいっているのだとか、右が無関係なわけではないそうです。
 
 耳鳴り治療の患者さんは他にもおられるそうですが、皆さん成果が上がってきているそうです。私も含まれているのでほっとしています。納得まではまだ少し時間がかかりそうですが・・・。


*耳鳴り変わらず・・・、一方久々に治療の夜爆睡
 右2%でしたが・・・、経過は前回とほぼ同じです。
 ブロック直後の耳鳴り軽減時間は7時間をキープできましたが、やはり翌日一旦強くなります。それから軽くなり始め、今回も月曜の1日は合格ラインでした。リバウンド状態の時とかなり違うので、数日間続いてくれれば、耳鳴り消失でなくともつらさのない状態でいけると思います。朝起き抜けと、静かな空間でのうるささが日によって違います。
 金夜◎、土日×、月◎、火△、水△、木×→午後から夜に△・・・の感じでした。

 不眠の解消をいいことに、気が緩みひどい夜更かし(反省中)、睡眠不足だったこともあり、ブロックの日の夜は目をあけていられないほどの睡魔に襲われ爆睡しました。耳鳴りはリバウンドしていても、寝られるという・・・注射のおかげでリセットです。
 まとまった睡眠が取れるようになってから不定愁訴がかなり減りました。
これから老化との戦いになっていくのでしょうが、今は概ね体調良好でいられるのが本当にありがたく、先生が仰っていた通り、生活の質が上がっています。
 
 
*手首完治
 右手首のくるぶしは痛みが残っていましたが、いつのまにかその痛みを感じなくなっていました。こちらもひと安心!です。
 
 


2016年1月29日金曜日

14回目〇 2016年1月22日

*ブロック注射後の耳鳴り半減時間が延びる
 前回のブロック後、3日間耳鳴り増強の日が続き、そのあと小さくなる日があったことをF先生に報告。似たような経過の方が他にもいらっしゃるとのことでした。
 寒さが厳しくなっているので、そんなことも関係あるのかもしれず、また生活状況も影響するので、これが日常との戦いということなのでしょう。
 ブロック注射は右1%、左2%。


 今回はブロック後の耳鳴り半減は同じでしたが、持続時間がいつも4~5時間だったものが、6~7時間に延びました。当日の半減時間が延びたのは初めてです。何かしら良い変化があると嬉しいものです。
 ただ、翌日翌々日はリバウンドのようで、前回と同じく増強でした。
 そして、久しぶりに3日目に耳鳴り半減以下の合格ラインの日が来ました。
終日ほぼ気にせず過ごすことができ非常に爽快でした。前日と大違いです。
 翌日まではもたず、また通常の大きさになってしまいましたが、寒さが関係ありなのかと思いきや、寒さは相変わらずですから、そんな中で少しずつ注射の効果が出ているのではないかと思います。


*効果ありに◎印
 治療の回数がだんだん増えてきました。毎回違う反応がありますが、中でもそれまで体験していないはっきりした改善があった回には、印象に残るよう◎印を、そこそこいい感じだった時は〇を入れることにしました。
 自分でも何回目に何があったか思い出しやすいので。どんどん増えたらいいなと思います。

今回は右手くるぶしへの注射

*昨秋以来右手2度目の注射
 前回関節内注射をしていただき翌日完治した左手小指はすこぶる快調です。
 それで今回は、左と同時に痛みを感じていた右手くるぶしの痛みを診察していただきました。
 くるぶしそのものが軽く押すと痛みがあり、手を回旋させるとさらにくるぶし含め一帯の筋が痛みます。
 F先生によれば触っていたければ表面、触って痛くない場合は中に炎症があるのだそう。触って痛みがあったので、表面に薬を撒くように注射しますとのことで、お任せしました。
もし、痛みがひかなければ中に注射することになるようです。
ちなみに、6日経って7割痛みがとれたというところでしょうか。微妙です。
ほどなくよくなるのか、やはり中への注射が必要なのかはわかりません。
もうしばらく様子を見た方がよさそうな感触です。


*手のトラブルが増え始める
 悔しいことですが、近年手のトラブルが目立ちます。
 一昨年は左手親指の重症のばね指(バネ状態を通り越し、第一関節が30度も曲げられない状態になった)。昨年春に右手親指も発症。そして秋にTFCCでした。
 ばね指は、当時F先生を存知あげなかったので、友人の紹介で手の外科の先生のところで注射で治療していただきましたが、やはり腱鞘内注射はけっこう痛いものでした。もちろん完治させて下さったので大変感謝しているのですが、痛みに関しては3秒くらいの注射でしたから耐えられましたが、あれが10秒超えたら相当きついという感じでした。
もちろん手術を覚悟していたので痛いくらい我慢するのは当然です。
 が、やはり注射は痛くないにこしたことはありません。
 それより、その治った左親指が最近、時折付け根に鈍痛を感じたりし始めており、いや~な気配。寒さのせいもあるかもしれません。昔の古傷が痛むというやつです。
 しかし、体調も3年前より現在の方が安定してきており、不眠症もほぼ解消したので思い切り活動したいという時に、予期せぬ手のトラブルは痛手です。
 なんとかこのトラブルの連鎖を食い止めたいのですが・・・。微妙なのでとりあえずこれももうしばらく様子見です。

 このブログは上頚神経節ブロック注射による耳鳴り治療の経過を書いていますが、F先生はブロック注射のみならず、関節内注射や腱鞘内注射などを難しい箇所でも痛みなく安全にできるという大変高度な技術をお持ちなので、それに関係する治療の状況もご報告しています。手の故障で日常生活に支障をきたす方は少なくないと思いますので、ご参考になればと思います。
 

2016年1月22日金曜日

関節内注射で翌日完治…左手小指

*左手小指付け根を捻って傷める
  昨年末、うかつにも左手小指付け根を外側に捻ってしまい、それ以来使うたびに少しづつ痛みが増しており、休ませて様子をみたりしていました。
 しかし職業柄手を使うので、どうしても支障が出てしまいます。
 それでF先生が悪くならないうちに治療した方がいいですよと言って下さり、診て頂きました。
指の開き具合などを調べながら、関節内に問題がありそうだとのことで、関節内注射をして下さいました。
  私は勝手に靭帯を傷めたかと思っていたのですが、関節内に注射することで、関節内だけでなく靭帯にも薬液が浸透するそうで、効果的だとのことでした。
  注射は手の甲側の小指付け根の関節からでした。手の平側かと思っていたのでちょっと意外。
ここからの注射は初めてです。

 昨年10月のTFCCの治療で無痛の関節注射を経験済みですので、心配は全くありません。こんな小指の小さな関節にどうやって注射するんだろう?と思っていると、関節のわずかな隙間から予想通り痛むことなく、先生は慎重に針を入れ、麻酔を入れて少し時間をおき、それから薬剤の入り具合を確かめながら時間をかけて注射して下さいました。
 やっぱり先生の注射は凄い!、と毎回必ず内心で感心してしまいます。


*翌日完治‼︎
 打っていただいた日は痛みがありましたが、翌日には痛みが完全に消失。
押して痛かったところも痛くなくなり、動かしても思い切り使ってもなんともありません。
即効で治りました!やはり早めの対処が大事だと実感しました。
 この1~2年手のトラブルが増え始めました。やはり老化なのでしょう。
自分でもケアを以前より意識していかなくてはなりません。
 実は同時にもう1箇所、右手くるぶしの関節も年末の家事などで痛めており、かなり嫌な状態なので、次回治療をお願いすることに決めました。

 痛くない注射で、しかも1回で治るのは非常に大きなメリットですし、先生は薬剤の副作用や使用量について精通しておられます。(日常損傷病学のサイトで、ステロイドの使用法について詳しく書かれています。)そして常に安全性に最大の注意を払っていらっしゃいます。
 湿布や塗り薬で気長に治るのを待っていられない、あるいは全然よくならない方、手を使う仕事をする方など、バネ指なども含め、早く根治させたい方にはお薦めです。



2016年1月21日木曜日

13回目 2016年1月15日

*先週の耳鳴り一瞬消失を期待
 「耳鳴り治療の長い旅に出ておりますが・・・」と仰るF先生に、前回の注射の帰り道に短時間ながら耳鳴りがない状態だったことをご報告すると、それは嬉しい!と言って下さり、短くても消えることがあるということは、可能性を秘めているということなので、(治療の)方向はあっていると思いますとのことでした。
可能性を秘めているという言葉に再度勇気付けられました。
右1%、左2%変わらずのブロック注射です。


*反動?
 残念!今回は期待した直後の耳鳴り消失はなく、半減状態で4~5時間もったかどうかというところでした。新年開始早々幸先のよいスタートだと思ったのに、なかなか順調にいかないものです。
 おまけに、そのあとリバウンドなのかわかりませんが、珍しく耳鳴りの増強が3日間ほど続きました。治療開始以来初めてくらいかもしれません。
 久しぶりにわずらわしさ倍増でかなり不快。消失状態を体験しただけに余計です。なんでなんだ~?という気分になりました。こんなこともあるんだなぁと我慢です。
 そうしたら、ようやく昨日(水曜)になり、倍増した分が小さくなって、むしろ通常聞こえているレベルより少し小さいくらいになってくれました。合格レベルに近い状態です・・・安堵。
半減とはいきませんが、4割減くらいにはなったでしょうか。緊張高めの仕事状況にも関わらずだったので助かりましたが、今日は朝からまた通常レベルです。
 我慢のレベルが、ほぼ常時我慢でないレベルになれれば最高なのですが・・・。
 とにかく積み重ねます。
 

2016年1月15日金曜日

12回目◎ 2016年1月7日

*明るい報告と耳鳴り治療の継続
 お正月を挟んでの経過報告で、耳鳴りについては、1週間を超えたところで少し増強があったこと以外は大きな変化はなかったこと、と同時に、年末2回の注射の効果で不眠症からほぼ脱却できたことをF先生にお礼を申し上げると、「それは凄い!生活の質が上がりますね」と大変喜んで下さいました。
 本当にありがたいことでした。5時間半~6時間ですが、精神的に相当楽です。
 やはり続けてよかったとつくづく思います。
 耳鳴りはまだまだの感じですが、治療は継続、去年に引き続き、右1%、左2%のブロック注射をしていただきました。


*注射直後初めて耳鳴り消失!
 診療所を出てしばらく歩くのですが、その時いつも耳鳴りの状態を確かめるのが習慣になっています。
 今回初めて、耳鳴りがない!という状態でした。耳鳴りを探しても聞こえないのです。
 街中の騒音(それほどうるさい場所ではない)にまぎれて1割程度あったかどうかわかりませんが、私としては耳鳴り無し!
 やった!余計なものが耳の中で鳴っていない爽快さ、なんと12年ぶりです!!
残念ながら、耳の奥の耳鳴りは、少し小さくなっている程度でした。でも顎を変に動かさなければ引っ込んでいるから大丈夫。
 持続時間は結局2~3時間程度だったでしょうか。
 たぶん薬の効いている時間帯ということだったのでしょう。
 それでもやはり嬉しかったです。いつもは耳鳴り半減状態で鳴り続けているわけで、前進です。
 
 それ以降は4~5時間後に半減程度の耳鳴りが聞こえ始め、夜中過ぎにリバウンドが始まってしまいました。一旦通常より強くなります。翌日もリバウンドしたままの感じで、2日後から少し小さくなり、通常の状態です。
耳鳴り半減日は来ず、それはちょっと残念でしたが、日中外出時の耳鳴りのわずらわしさはましになりつつあります。
朝晩や静かな部屋では相変わらずですが、入浴すると少し小さくなったりして、総じて年末年始よりは小幅の増減でした。

しかし、一瞬でも消えたというのは、消えることを大きく期待していなかった私にとっては、年明け早々幸先良い出来事です。



2016年1月6日水曜日

不眠症大きく改善◎

謹賀新年 
暖かなお正月でした。
今年1年が穏やかで明るい年でありますようにと願うばかりです。

 さて、前回の注射から10日以上たちました。
 昨年10月半ばと比べて変化したことを、今回の経過も含めて振り返ります。

*中途覚醒克服
 前々回の注射で睡眠にものすごく効いたのをきっかけにして、弾みがついたというか中途覚醒の日が減り、前回12月25日以降、就寝中に目覚めた回数は0か1回となり、もはや中途覚醒ではなくなりました。

 治療初回の時点では、私が一番に挙げた症状は不眠症(中途覚醒)でした。
 ブロック注射後は、しばらくすると毎回必ず眠気がくるので、それを大事に睡眠につなげるようにしていましたが、ストレスもあり行きつ戻りつでした。
 治療を初めてから、睡眠日誌というほどではありませんが、トータル何時間眠れ、何時間で目が覚めたか、動悸など気になる症状のメモをとっていました。初期はだいたい6時間の間に平均3回目覚めていました。
 動悸や頻脈は治療開始後まもなく起こらなくなり、不安になることはなくなりました。
 ただ、中途覚醒は良い状態が何日か続いたかと思うと戻ったりして、なかなか持続しません。
 それが、メモを見返すと、12月後半から、まとまって眠れる時間が、4時間半、5時間、5時間半~6時間というように少しずつ伸び、しかも持続しています。
 来週からまたスケジュールが詰まってくるので一抹の心配はありますが、3週間近くよい状態が続いているので、このまま抜け出せそうです。嬉しい!
 
 自分で心掛けたことは結局それほどなく、夕方以降はカフェインを極力取らない、夜中にトイレに起きずに済むよう、水分の取り方に気をつける、夜眠いサイクルができてきたらそれを崩さないようにするという、まぁ当たり前のことですね。
 あとは「快眠メソッド100」(快眠セラピスト 三橋美穂著 かんき出版)という本を見つけ、自分の出来そうなことを幾つか、気の向くままにやったりしていました。具体策がいろいろあって、自己暗示もあるかもしれませんが、効果があったと思います。
 また著者は寝具の専門家でもあるので、自分に合う枕の高さを試行錯誤している私には参考になりました。枕の高さって眠りに影響大です。
 


*1週間に1度のペースの注射の静かな効果を確かめる
 問題はやはり耳鳴りです。
 前回の注射後しばらくしてから、またいつものように耳鳴り音が高くなり半減してくれたのですが、3時間程度しかもちませんでした。
 今回は耳鳴り半減以下の日が来てくれず、全体として2~3割減の多少小さいかな?という状態が数日続きました。
 しかし1週間たった年明けからは耳鳴りの音が増強気味です。日によっては、少し弱めの日もありますが、合格には遠く・・・。キーン+シーのミックス音が三が日通してわずらわしくなっていました。
 思うに1週間たち耳鳴り増強の頃にブロック注射を受けることで、今のような増強を避けられていたのかもしれません。
 私の場合耳鳴り半減は飛び石のような出現の仕方ですが、それ以外では音量というより音の高さ(最近さらに高くなる)、音質(太くなく細い音)の変化で、わずらわしさが減っていたということが、今の状態と比較してわかります。
 治療初期に比べれば変化がある分よしとして、やはり根気よく重ねていくことが大事なようです。
 前回先生が注射のリスクをできるだけ低くしておくことの重要性を話して下さいましたが、やはり安全性があってこそ積み重ねられるものだと改めて思います。そして注射の痛みが非常に少ないことも。
 ちなみに4回目以降不整脈は一度もありませんし、注射直後のふらつきなどもほとんど(ごく軽いのが1回だけ)ありません。
 耳鳴り半減の持続に向けて、治療を続けます。

追記
 1月5日(火)夜になり、耳鳴りが少し小さくなりました。6日現在も三が日のうるささに比べてだいぶおとなしいです。なぜだかわかりませんが、ちょっとほっとしています。